密蔵院
■ 参堂
九重神社の御朱印受付時間を待つ間、お隣の密蔵院を参拝しました。
こちらのお寺はとにかく広い!
ほぼ墓地のようですが、どれだけの檀家さんがいらっしゃるのでしょう?
私が確認しただけで、第5駐車場までありました。
■ 安行桜
山門までの参堂は、桜並木になっていました。
『安行桜』と呼ばれるこの桜は、
造園家の沖田雄司氏の改良により生まれた品種で、
そのことから『沖田桜』呼ぶこともあるそうです。
特徴として、一般の桜よりも早く咲き出し、
花はソメイヨシノより赤みがかった色をしているのだとか。
ここでしか見ることのできない「幻の桜」と言われているそうです。
この日は時期的にまだ早かったようですが、
枝にはぷっくりとした蕾がたくさんついていました。
■ 山門
中に入ると、山門。
その奥に見えるのが、御本堂です。
中屋敷の中門になるそうです。
■ お砂ふみ参堂
御本堂までの参堂は、お砂踏みになっていました。
お砂ふみとは、霊場の砂を踏むことで、
四国八十八霊場をお遍路したのと同じご利益があると言われている、
風習のひとつです。
第1番から第88番までの番号がふられたタイルが、御本堂まで続きます。
この下に霊場の砂が埋められているのでしょうか?
88番までのタイルをたどって行き、御本堂へ。
■ 御本堂
真言宗
【御本尊】
延命地蔵菩薩(えんめいじぞうぼさつ)
【御由緒】
当山は、海寿山 満福寺 密蔵院と号し、その濫觴をもとむれば今を去る五百有余年の往昔、紀州出身の僧永海法印嘉吉二年(1443年生)を以って中興開山となす。この永海法印は若年にして高野山に登り、その師を明王院住職永尊法印に求め出家得度。その後、明応元年(1492年)10月16日、60歳にして入寂されるまでの25年間、この地に止り、道・学・実の研鑽と布教活動に専進し、当山の礎を築かれました。爾来、幾星霜、余に迂隆、33代を数えます。この間、三たび山内伽藍を始め寺宝、古文書、御朱印状等悉く消失し、再興不可能の感をもつも歴代住職よく努力せられて復興を計りました。
その後、明治17年(1884年)島津家江戸屋敷の門を移築して山門とし、近隣にその美を競いました。また、当山は、延命地蔵菩薩(総高二尺一寸五分、慈覚大師の作、平将門の念持仏の伝承をもつ、平安時代藤原期の作)を本尊となし、明治初期までは京都醍醐寺無量寿院の末として中本寺の寺格と御朱印十一石、並びに三十八ヶ寺の末寺を有し、川口、草加、越谷、浦和、大宮の各地域寺院に影響力を有する川口市内有数の古刹としてしられています。
(出典:公式サイト)
御本堂内では法要か何かが行われていたようで、
お経を読む声がスピーカーを通して、境内に響き渡っていました。
お経はどこか心安らぐものがあります。
それをBGMにお寺を散策もいいものでした。
■ 境内散策
とても大きなお寺なので、見所もたくさんありそうです。
■ 不動堂
護摩供やご祈祷をするお堂のようです。
■ 大黒堂
川口七福神の大黒天が祀られています。
■ 鐘楼堂
鐘楼の天井には、仏様の絵が描かれていました。
こちらの絵は、毎月行われている写仏教室の生徒の方達が描かれたものだそうです。
色鮮やかな色使いがとても美しいです。
■ 銭洗弁財天
お庭には、弁天様。
木陰で琵琶を弾いてらっしゃいました。
■ 十六羅漢
本堂の裏手には十六羅漢。
お釈迦様のお弟子さんの中でも特に優れた16名を十六羅漢と呼ぶそうです。
久喜市の定福寺で見た、ユーモアたっぷりの手づくり羅漢とは違い、
正統派の羅漢でした。
■ 平将門供養塔
羅漢の上には、平将門供養塔がありました。
このあたりは平将門とゆかりの深い土地のようです。
九重神社の御由緒にも、平将門がこの地に砦を築いたとありましたね。
■ 平将門供養塔
先ほども、写仏教室の生徒さんたちの作品がありましたが、
こちらのお寺ではさまざまな教室が開かれています。
茶道で使われる茶筅の供養塚がありました。
もっと探せば、筆塚なんかもあったかもしれません。
* * *
駆け足で回ってしまったので、
見逃しも多く勿体無い参拝となってしまいました。。。
安行桜も興味があるので、またその時期にでも再訪したいと思います。
川口七福神も再チャレンジしたいですね。
御朱印
密蔵印御本尊様の御朱印は、
三箇日、両彼岸(春・秋)のみ配布しているようです。
アニマルベンチ
桜並木の参道で、またまた見つけてしまいました!!
アニマルベンチ。
■ 犬
耳が垂れたわんちゃん。
■ ヤギ
体の一部がベンチになっているタイプは初めてです。
■ ぶち猫ちゃん
丸い斑点のぶち猫ちゃん。
■ カメラ目線
アピール強めのワンちゃん。
こちらも初めてのパターン。
■ 亀
このベンチに座れば、龍宮城まで運んでくれるかもしれません。
* * *
武蔵御嶽神社で見つけて以来、気になっているアニマルベンチ。
なぜか、神社仏閣で見かけることが多いです。
今のところ、被りがないので、かなりの種類があるかと思われます。
他に、どんな動物たちがベンチを支えてくれているのでしょうか???
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所在地:埼玉県川口市安行原2008
アクセス:JR「川口駅」よりバス「峯八幡宮」下車徒歩10分
御朱印:有
駐車場:有
公式サイト:http://www.mituzoin.jp/index.html
(※2020年2月8日付けの情報です。)