関東ぶらりん旅

神社仏閣、B級スポット、ご当地グルメを楽しむ旅(散歩)

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上野東照宮(東京都台東区) ~上野公園の寺社をめぐる旅 3/9~

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【2020/11/07 ぶら旅コース】
寛永寺開山堂(両大師)/輪王寺 上野東照宮東照宮第一売店上野大仏花園稲荷神社五條天神社不忍池辯天堂清水観音堂
【コースMAP:鶯谷駅~上野駅(※実際の徒歩ルートと異なることがあります)】

上野東照宮

 鳥居

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続いて訪れたのは、上野東照宮

上野公園の中央エリアになります。

両大師までは公園の外れということもあり人数も少なかったのですが、

この辺りまで来ると、

動物園へ行く人や博物館へ行く人、お散歩中の人などで賑わいを見せます。

 

 

 神門

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神門を潜ってお参りへ。

 

 

 参道&灯籠

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社殿へと続く参道には、大きく立派な石灯籠が並びます。

 

 

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こちらは、銅灯籠群。

 

 

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上野東照宮は小規模でありながらも、見所の多い神社です。

灯籠もそのひとつで、とにかく数がすごい!

その数、200基以上もあります。

案内図の●印がその場所を記しています。

 

 

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この灯籠は、諸大名より奉納されたもの。

案内図には、どの灯籠がいつ誰によって奉納されたかも書かれています。

 

 

 お化け灯籠

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鳥居付近には、高さ6mを超す『お化け灯籠』も。

この灯籠は、日本三大灯籠のひとつに数えられています。

(他、京都市南禅寺名古屋市熱田神宮

 

 

 唐門

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【御祭神】
徳川家康公(とくがわいえやすこう)
徳川吉宗公(とくがわよしむねこう)
徳川慶喜公(とくがわよしのぶこう)

【御由緒】
上野東照宮は1627年創建の東京都台東区上野公園に鎮座する神社です。東照宮とは徳川家康公(東照大権現)を神様としてお祀りする神社で、日光や久能山の他、全国に数多くございます。
当宮は出世、勝利、健康長寿に特にご利益があるとされ信仰されています。金色殿(社殿)などの豪華な建造物は、戦争や地震にも崩壊を免れた貴重な江戸初期建築として国の重要文化財に指定されており、国内はもとより、海外からも多くの方がお参りされます。
元和2年(1616年)2月4日、天海僧正藤堂高虎は危篤の徳川家康の枕元に呼ばれ、三人一つ処に末永く魂鎮まるところを作って欲しいと遺言されました。天海僧正藤堂高虎らの屋敷地であった今の上野公園の土地を拝領し、東叡山寛永寺を開山。境内には奥の伽藍や子院が建立されました。寛永4年(1627年)その一つとして創建した神社「東照社」が上野東照宮の始まりです。正保3年(1646年)には朝廷より正式に宮号を授けられ「東照宮」となりました。

現存する社殿は慶安4年(1651年)に三代将軍・徳川家光公が造営替えをしたもので、遠く日光までお参りに行くことができない江戸の人々のために日光東照宮に準じた豪華な社殿を建立したと言わています。この造営替えに際し約250基の灯籠が全国の大名から競うように奉納されました。
幕末には寛永寺の伽藍や子院の多くが消失する上野戦争が勃発しましたが、上野東照宮には火の手が及びませんでした。関東大震災にも倒れず、第二次世界大戦では社殿のすぐ裏に爆弾が投下されましたが幸いにも不発弾で社殿の倒壊は免れました。
明治時代には神仏分離令のため境内の五重塔寛永寺に譲渡(現在は東京都の管理)するなど、江戸時代と比べ境内地は縮小されましたが、江戸初期に建立された社殿が数々の困難を乗り越え現存することは奇跡的で、強運な神君の御遺徳の賜物と言われています。
(出典:上野東照宮公式サイト

お参りは、唐門の前で行います。

幾度となく戦争や災害から免れた強運神社なので、

そのご利益もかなり期待できそうですね。

 

 

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唐門の正式名称は『唐破風造り四脚門』と言います。

扉の左右には、左甚五郎作『上り龍・降り流』の彫刻があしらわれています。

どちらも頭が上を向いていますが・・・

よく見ると右の龍は首を下げていることにお気づきでしょうか。

「偉大な人ほど頭を垂れる」

という意味から、右側の龍が上り龍となっています。

 

この龍たちは、毎夜、不忍池に水を飲みに行く・・・という伝説もあるそうなので、

早朝に参拝に行けば、龍の足元に水溜りができているかもしれませんね。

(といっても、開門は9:00ですが・・・)

 
 

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門の上部には、錦鶏鳥・銀鶏鳥の彫刻。

 

 

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そして、唐門の前にも銅灯籠が並びます。

扉を挟んで3基ずつ並ぶ灯籠は、内側から紀伊・水戸・尾張

徳川御三家より寄進されたものです。

 

 

有料ゾーン

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拝観料500円で、唐門の奥まで入ることができます。

唐門だけでも見応え十分ですが、奥の本殿はもっと凄いです!

 

 

 大楠

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まずお出迎えしてくれるのは、御神木の大楠。

 

 

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樹齢600年、幹の太さ8m。

上野公園内で1番の太さを誇るそうです。

 

 

 栄誉権現社

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御本殿脇に建つお社にも立ち寄ります。

意外と見逃す方が多いようで、順路を戻られる方もちらほら・・・。

それくらい、ひっそりと建っておられます。

 

 

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栄誉権現社。

お社の中には、狸の像が安置されています。

 

 

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「御狸様」と呼ばれるこの像は、

江戸時代、大奥など安置される各所に災いをもたらしたという、曰く付きの像。

大正年間に東照宮に寄贈されて以来、災いがなくなったとのことです。

 

そういえば、、、家康は「狸親父」なんて呼ばれていましたね。

狸親父の前ではさすがにイタズラができなくなったのでしょうか???

現在は、参拝客のお願いも聞いてくださいます。

「たぬき=他を抜く」

 という意味から、学業・勝負運などの御利益があるようです。

 

 

 透塀

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本殿は、透塀に囲われています。

 

 

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この塀もじっくりと見たい、見所のひとつ。

塀の上段には野山の動植物、下段には海川の生物の彫刻が施されています。

 

 

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彫られた動物は多種多彩であるため、手すりにはちょっとした説明が。

 

 

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今年の干支の案内もありました。

 

 

 唐門

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先ほどお参りした唐門の裏側。

こちら側にも、龍の彫刻があります。

 

上部の透彫は、諫鼓鳥(かんことり)。

中国の故事に由来し、

「皇帝が朝廷の門前に太鼓を置き、

政治に誤りがある時は人民にそれを打たせ訴えを聞こうとしたが、

善政のため打たれることは無く、太鼓に鶏が住み着くほどであった」

という話に基き、天下泰平を願い彫られたと言われています。

 

 

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日光東照宮の眠り猫もそんなお話でしたね。

眠り猫の裏側には、2羽の雀。

天敵であるはずの猫のそばで楽しく飛び回る雀たちの彫刻は、

安心して暮らせる平和な世の中を表現していたかと思います。

 

 

 金色殿

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いよいよ、御本殿です。

黄金に輝くこの社殿は、見た目の通り「金色殿」と呼ばれています。

金×黒の配色がカッコイイ拝殿。

 

 

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 お賽銭箱もモダンです。

 

 

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内部は非公開のため、中の様子はわかりません。

この眩しい扉の向こうはどのような世界が広がっているのか気になります。

  

 

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社殿は、拝殿、幣殿(石の間)、本殿の3つの部屋から成る権現造り。

本殿の部分は、キンピカリンで本当に目が痛かったです。

 

以前「埼玉の日光東照宮」と呼ばれる妻沼聖天山(同じ権現造り)を訪れた際、

「拝殿から本殿に進むにつれて塗装や装飾などが豪華になっていく」

とガイドさんから聞いた記憶があります。

まさに、それですね。

 

www.mi-cha34.com

 

 

その他、境内

 神楽殿

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 寛永寺 五重塔

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寛永寺五重塔

もともと、東照宮が所有していた塔です。

現在は、上野動物園内に鎮座しています。

 

 

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この写真は、動物園内からの眺め。

塔の前に池や橋があり、鶴(?)もいますね。

とても風情を感じる景色です。

 

 

 大鈴&狛犬

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江戸三大石匠に数えられた石工、酒井八右衛門が寄進した大鈴(明治7年6月奉納)。

中には、大きな鈴が下げられています。

手水舎として造られたものでしょうか?

 

 

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狛犬も酒井八右衛門作のもの。

この胸筋・・・ダイナミックでとても強そうです。

 

 

 広島・長崎の火

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平和を願うモニュメント。

 

 

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中央のハトの中には、広島と長崎の被爆時に採取された火が灯されています。

 

 

 ぼたん苑

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ぼたん苑。

毎年、1月~2月・4月~5月に開かれ、美しい牡丹の花が楽しめます(有料)。

 

 

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この写真は、前回訪れた時のもの。

 

 

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花は終わりかけていましたが、それでも多種の牡丹が楽しめました。

 

 

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この日は5月だったので、空にはこいのぼりが泳いでいました。

 

 

御朱印

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御朱印は唐門近くの、御朱印授与所でいただけます。

こちらは、東照宮のもの。

 

 

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こちらは、今年の10月から配布が開始された、御狸様のもの。

両方とも書置きのみです。

 

 

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上野東照宮
所在地:東京都台東区上野公園9-88
アクセス:JR「上野駅」より徒歩5分
開門:9:00~16:30(冬季)、~17:30(夏季)
拝観時間:9:30~閉門30分前
拝観料:大人500円、小学生200円、ぼたん苑700円、ぼたん苑共通1100円
御朱印:有
オリジナル御朱印帳:有
駐車場:無
公式サイト:https://www.uenotoshogu.com/
(※2020年11月7日付けの情報です。)