もうひとつの於岩稲荷
田宮神社から徒歩10歩。
たった10歩という至近距離に、もうひとつの於岩稲荷があります。
陽運寺
■ 山門
もうひとつの於岩稲荷『陽運寺』
正面には「於岩稲荷」と書かれた提灯。
門には「於岩霊堂」の額が掛けられていました。
あちらは神社で、こちらはお寺ということですね。
ネットで見ると、田宮神社と陽運寺は、全くの無関係とのことですが、
お岩さんをめぐっての確執があるとかないとか・・・。
(この件について気になる方はネットで検索してみてください)
いろいろあるようですが、私は普通に参拝させてもらいました。
こちらのお寺でも、「お岩さんは怖くないんだよ!」と言っています。
■ 狛狐
竹と苔に囲まれた道を進むと、狛狐。
まるで、神社にいるような気分ですね。
足元には、苔玉が飾られていました。
■ 本堂
日蓮大聖人御尊像(にちれんだいしょうにんごそんぞう)
【御由緒】
江戸時代、文政八年七月、歌舞伎作者 四世鶴屋南北作「東海道四谷怪談」が世に広まり、お岩様が庶民の畏敬を集めました。この地にあったお岩様の霊堂が戦災にあったため栃木県沼和田から薬師堂を移築再建し当寺が開山されました。
境内にある秦山木の下にお岩様縁の祠があったとつたえられ陽運寺の起源とされています。薬師堂の棟札には宝暦七年と記されており二五〇年以上の歴史ある建物です。当堂内にはお岩様の立像が奉祀され、厄除け、ご縁事、芸能事に霊験があると多くの参拝者の信仰を集めています。境内にはお岩様縁の井戸、再建記念碑等があります。
(出典:公式サイト)
■ お岩さま縁の井戸
本堂の向かいには、お岩さま縁の井戸。
怪談繋がりで「一枚・・二枚・・・」 と皿を数える幽霊を想像しがちですが、
この方は、番町皿屋敷の『お菊さん』です!!!
この井戸がお岩さんとどう縁があるのか、説明はありませんでした。
多分、当時お岩さんが生活用水として使用されていた井戸ではないかと・・・。
田宮神社の手水舎で、そんな説明がありましたからね。
写真を撮り忘れましたが、こちらの手水舎のお水も、霊水と書かれていました。
井戸と同じお水なのだと思います。
■ お岩稲荷霊堂再建記念碑
■ 境内社
境内には小さな稲荷神社が2社。
こちらは『福禄寿稲荷神』
もうひとつは、『於岩稲荷霊神』
ここに、お岩さんが祀られているのでしょうか???
■ 水かけ福寿菩薩
「南無妙法蓮華経」と唱えながらお水をかけると厄落としができるという、
『水かけ福寿菩薩』
■ 心願成就の石
願いを込めて投げ入れると成就する『叶玉』
ここまで回ってみた感想ですが、、、田宮神社と陽運寺。
比べてみると(比べるものではないけれど・・)、陽運寺の方がアピール力高め。
そんな感じがしました。
御朱印
こちらで御朱印をいただきました。
書置きタイプのものになります。
お寺カフェ
日曜・祝日限定で、カフェを開いているそうです。
テラスもあります。
小さな図書館的なものもあって、ゆったりとした時間を過ごせそうですね。
このお寺は、なんだか不思議な空間でしたね。
神仏習合?
狛狐・狛犬・稲荷神社・・・と、神社色が強いです。
境内もきれいに管理されていて、お庭を見ているような。
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所在地:東京都新宿区左門町18
アクセス:東京メトロ「四谷三丁目駅」より徒歩5分
開門時間:8:00~17:00(受付:9:00~16:30)
御朱印:有(300円)
御朱印帳:有
駐車場:無
公式サイト:http://oiwainari.or.jp/
(※2019年8月28日現在の情報です。)
2019/08/28