【2019/10/03 ぶら旅コース】
巾着田 → 巾着田ふれあい広場 → 高麗神社 → 聖天院
高麗神社
■ 鳥居
巾着田から車で10分、高麗(こま)神社を参拝しました。
出世のご利益があると有名な神社で、
数々の政治家や文化人が参拝に訪れているそうです。
私は今回で3度目の参拝になりますが、未だ出世とのご縁はありません。。
■ 参道
鳥居の先には、長く伸びる参道。
左右には桜の木が並んでいます。
やっと涼しくなってきた頃、時折はらはらと落ちる葉に、秋を感じます。
■ 拝殿
高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
竹内宿祢命(たけのうちのすくねのみこと)
【御利益】
出世開運
【御由緒】
高麗王若光は、高句麗(高麗)からの渡来人です。霊亀2年(716年)、武蔵の国に高麗郡が置かれ若光は渡来人の高い技術でこの地を開拓しました。その遺徳を偲びつくられた霊廟が、高麗神社のはじまりで、代々若光の子孫が宮司を務めています。
(出典:パンフレット)
こちらの御祭神は日本の神様ではなく、朝鮮半島から移住してきた渡来人です。
この辺りの土地は、渡来してきた高麗人によって開拓されました。
その長であった高麗王若光を祭神としてお祀りしています。
高麗王の子孫が代々神職を務めており、現在の宮司さんは60代目となるそうです。
■ 将軍標
境内(神社周辺地域)では、その国の特徴・文化をいくつか見ることができます。
まずは、駐車場に立っている大きなトーテムポール。
これは『将軍標』と言って、北朝鮮や韓国の村落で見られる境界標で、
魔除けの意味があるそうです。
右の女性の像・・・どことなくサ●エさんに似ていますね。笑
絵馬も将軍標がモチーフ。
先に行った巾着田にも、小さいサイズの将軍標がありました。
■ 神門
拝殿前の門の扁額には『高句麗神社』の文字。
高麗の間に小さく「句」の字が入れられています。
これは「高麗=高句麗(こうくり)」を意味していて、
「高麗(こうらい)」とは別の国であることを表しているそうです。
■ 高句麗装束
広場の一角には、高句麗装束が飾られています。
これらの装束は、古墳の壁画に書かれていた絵を再現したもので、
壁画からは虹のスカートや水玉模様が多く見られたそうです。
多彩な色使いが鮮やかで美しい装束。
私はウィンドウショッピングのごとく、見入ってしまいました。
* * *
このように、一見日本の神社とさほど変わりはありませんが、
ところどころで高句麗の歴史や文化に触れることができます。
■ 境内社
社殿は小高い山の上に鎮座しています。
一応階段になっていますが、登ってみると結構キツイ・・・。
10分ほどで、山頂に到着しました。
こちらの御祭神は安徳天皇。
安産・子育て・無病息災・水難除けの御利益があるとされています。
登るのは難しいという方も、階段の下に遥拝所があるのでご安心を。
水天宮では毎年10月19日に『獅子舞 お宮参り』が行われています。
7歳までの子どもを対象に、無病息災を祈願する行事だそうです。
なんともグッドタイミング!
ブログUPから4日後です。
ご興味のある方は、参拝に行かれてみてはいかがでしょうか?
(詳細は公式サイトからご確認ください。)
水天宮では御朱印もいただけます。
■ 高麗家住宅
拝殿の下をくぐり奥へ進むと、茅葺きの古い家があります。
この家は高麗氏の旧住居で、国の重要文化財に指定されています。
中を覗くと機具などが置かれており、当時の暮らしを垣間見ることができます。
私の祖父の家も少し前まで土間があったので、ちょっと懐かしく感じました。
春の高麗神社
桜の名所としても知られる高麗神社。
その時期に訪れた際の写真も、少しご紹介します。
高麗住宅の横にある、樹齢400年の枝垂桜です。
下から見上げると、まるで滝のようです。
参道は、桜のトンネル。
広場中央に立つ御神木も、ピンクに染まります。
樹齢300年の彼岸桜。
季節が転々としてしまい申し訳ありませんが・・・。
手水舎の近くには、秋から楽しめる桜もあります。
『十月桜(四季桜)』と言って、
10月頃に咲き始め4月に満開の時期を迎えるそうです。
今回の訪問では、花がポツポツと咲き始めていました。
御朱印
御朱印には花の印が捺されています。
花の印は毎月変わります。
10月は『ハギ』でした。
花の印は境内にある植物だと聞いたことがあったので探してみると・・・
ありました!!!
こちらの御朱印は、初参拝の時にいただいたもの。
9月の花の印は『シュウカイドウ』
シュウカイドウの写真もありました。
この時も、花探しをしていたようです。
このような楽しみ方もあるので、
御朱印をいただいたらそのまましまわず、
御朱印帳を開いてみることをおすすめします。
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所在地:埼玉県日高市新堀833
アクセス:JR「高麗川駅」より徒歩20分
御朱印:有
御朱印帳:有
駐車場:有
公式サイト:http://komajinja.or.jp/
(※2019年10月3日付けの情報です。)