十二支
今年は十二支の始まり、子年です。
「干支の物を飾ったり、身に付けるといいらしい。」
昔、そんな開運法を聞いたことがありました。
それに倣って、
当時の干支(寅年)、タイガーマスクのキーホルダーを身に付けてみたのですが、
タイガーマスクによって開運された実感はありませんでした。。。
特に大きな病気や怪我もなく無事1年過ごせたので、
「それだけでご利益があったかな?」と今では思っていますけどね。
私はマメな性格ではないので、その開運法はその年で終了してしまいました。。
それでも、干支は縁起物。
物はいいとして、、、
ネズミがいる神社でも参拝してみようかと、神奈川県まで行ってきました。
戸部杉山神社
■ 鳥居
横浜駅のお隣、戸部駅周辺に鎮座する『戸部杉山神社』を参拝しました。
こちらは、狛ねずみを祀る、珍しい神社です。
境内に入ると、さっそく見えました。
狛ねずみの前には、長い行列ができています。
私もその行列に並びたかったのですがここは抑えて、
まず御祭神にごあいさつです。
■ 拝殿
大国主命(おおくにぬしのみこと)
【御由緒】
当神社は白鳳3年弥生20日出雲大社の御分霊を勧請す 武相の地杉山神社多きも延喜式内の杉山神社は当社なりと云傳ふ 当神社の効顕の著しきを以て各近隣に杉山神社の名稱多くなれりとも云ふ 古くより武蔵野國戸部村の鎮守にして当地開拓の祖神なり 歴代の國守地頭代官等の尊信甚だ厚く幕府よりは御朱印を附與しあり。御祭神は天孫降臨以前に己に國土開拓経営に威霊を発揮せられ給ふ 即ち日本最初の神社祭神なり 貧賤病弱を救癒し産業を授けて富益を増し醫薬の道を興して氏族の繁栄の基を計り剣爭を用ひずして温和の中に諸事泰平の國本を培養せられ國治家齋の法を授け給う 知謀悟道の祖を開き國利民福を念とし自を苦反し以て他を憐み給う 即ち当地開拓の先哲達人先ず此の大神を奉祀し鎮護祈願せんため勧請せしなり
(出典:境内案内板)
頭上には打ち出の小槌がありました。
打ち出の小槌といえば、大黒様。
境内には、大黒様の像もいらっしゃいます。
大国主命と大黒天は同一視されることが多いですが、、、
厳密に言うと「全く別の神様である」と出雲大社のサイトに書かれていました。
神仏習合の際に同一視されるようになったそうです。
インドから渡ってきた大黒天と、日本古来の神である大国主命。
まず生まれた国が違いますね。
■ 狛ねずみ
さて、本題の狛ねずみです。
拝殿の前にちょこんと座っています。
この狛ねずみは最近のもので、
平成14年に御鎮座1350年を記念して建てられたそうです。
打ち出の小槌を持った、かわいらしいねずみさんたち。
ちなみに、左がメス、右がオスだそうです。
パッと見(じっくり見ても)違いがわかりません・・・笑
この狛ねずみは、なんと可動式。
回しながら願い事をすると、叶うのだそうです。
私も回してみました。
そんなに力は必要なかったので、お子さんでも簡単に回せます。
まわる狛ネズミ🐭#戸部杉山神社 pic.twitter.com/7WyxQWWTg2
— ぶらりすと*みーちゃ (@mi_chacha34) 2020年1月25日
あまり勢いよく回すと、手を離しても回り続けますよ。
この狛ねずみの影響で、今年の初詣はかなりの参拝客が訪れたそうです。
■ 大国主とねずみ
ねずみとはどのような関係があるのでしょう???
「大国主命が須勢理比売(すさりひめ)に結婚を申し込みに行ったところ、ヒメの父神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)から、いくつかの試練が課せられました。
その中のひとつに、野原に射た矢を拾ってくるという試練がありました。
大国主命が野原に入ると、素戔嗚尊は野原に火を放ち、大国主命はまたたく間に火の中に閉じ込められてしまいました。すると、そこへネズミがあらわれ、大国主命はネズミの案内で穴の中へ逃げ込み、なんとか火をやり過ごすことができました。また射込まれた矢もネズミが探し出してきてくれて、無事に試練を乗り越えることが出来ました。
それから、ネズミは大国主命のお使いとなりました。」
(出典:境内案内板)
このような神話があり、大国主の神使はねずみだったのですね。
因幡の白兎から、てっきりうさぎがお使いなのかと思っていました。
ちなみに、大黒天は北を守る神。
その方向は十二支の子に当たるそうです。
■ その他境内
拝殿のすぐ手前には、オーソドックスな狛犬も。
拝殿の横には境内社がありましたが、、、
どちらの神様が祀られているのかはわかりませんでした。
さらにその隣には、聖徳太子堂がありました。
御朱印
最後に御朱印をいただきました。
銀色のねずみの印が入っていました。
このねずみの印が入った御朱印は、子年の1年間限定だそうです。
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