伊勢山皇大神宮
■ 鳥居
戸部駅周辺を地図で調べてみたところ、
よさそうな神社を見つけたので、そちらへも行ってみることにしました。
戸部杉山神社から徒歩15分の場所。
横浜総鎮守、伊勢山皇大神宮です。
「関東のお伊勢さま」と呼ばれているそうです。
鳥居には提灯がズラリ。
ちょうど、創建150年の年のようです。
入口から続く階段を上り、社殿へ向います。
■ 拝殿
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
【御由緒】
『関東のお伊勢さま』と親しまれる当宮は、明治初年に国費を以て創建された神社であり、神奈川県の宗社、横浜の総鎮守とされています。かつては、久良岐郡戸部村の丘陵に鎮座されていましたが、神社名、創建年代共に不明です。
明治維新後、神仏分離、国家神道の時代を迎え、当地横浜が国の貿易の要として開港されるに及び、人々の心を1つにし、外国との国柄の違いを胸に刻み、国家の鎮護を祈る事を目的に、明治3年4月14日、時の神奈川県副知事井関盛艮氏が太政官に対し建白書を送り、『伊勢山に皇祖の御社を勧請あれば、高麗の宮殿を創立し、国家の鎮護を祈り、人民をして、崇敬胆仰せしめん』との布告を戴き、社殿を始め、境内の整備が開始されました。翌年4月15日、社殿並びに境内施設が竣工し、正遷宮が執り行われ、横浜の町を挙げての初めてのお祭りは壮大華美を極めた様子でした。また、この時、地名も野毛山から伊勢山へと変えられました。
(出典:公式サイト)
普段から参拝客の多い神社なのでしょうか?
初詣の時期からだいぶ経ちましたが、
拝殿前には鳥居に届くくらいの長い行列ができていました。
拝殿の奥では、ご祈祷を受けている方も多くありました。
■ 本殿
拝殿の脇から、本殿を覗きます。
萱葺き屋根に、千木・鰹木が特徴の社殿。
その姿は、伊勢神宮を思わせます。
・・・と思ったら、あとで調べてわかったのですが、
この本殿、伊勢神宮内宮の旧社殿を移築したものだそうです。
創建150年を祝し、平成25年の式年遷宮で取り壊された社殿を譲り受けたとの事。
まさか、ここで再会するとは!!
こちらの写真は、2011年に伊勢神宮を訪れた時のものです。
これより先での写真撮影はNGなので、写っているのは拝殿です。
この時、ちょっと感動的な偶然がありました。
拝殿の前に布がかけられ、中の本殿は見えないようになっているのですが、
手を合わせた瞬間、ブワッと突風が吹き上げ、布が舞い上がりました。
まるで舞台の幕が上がるかのように。
その先に見えたのは、正殿。
脇の柵越しに見ることもできるのですが、
真正面にどんと佇む姿は、今も脳裏に焼きついています。
その時に見た社殿が、現在関東にあったとは知りませんでした。
まさか、横浜で再びお目にかかれるとは、、、
参拝後に知ったのはちょっと残念ですが、嬉しい再会です。
■ 照四海
境内を散策します。
注連縄の鳥居の横には、灯台のような常夜灯。
『照四海(しょうしかい)』という名前には、
「世界の海を照らす」という意味が込められているそうです。
横浜らしいです。
■ 祓戸?
柵で囲われたこの場所は、払戸でしょうか???
■ 杵築宮
境内社の杵築宮。
生糸・蚕種の守護神として、養蚕・海運関係者から崇敬を集めているそうです。
■ 大神神社磐座
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
大物主大神が宿ったとされる磐座。
■ 茶室
裏参道には、茶室がありました。
奥に建つのは、彰忠碑。
御朱印
御朱印をいただきました。
こちらは通常版の御朱印です。
杉山神社で御朱印帳が終わってしまったので、新しい御朱印帳を購入しました。
こちらも、通常版。
限定版はひと回り大きいサイズになっています。
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