関東ぶらりん旅

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根金稲荷神社(埼玉県蓮田市) ~こんなところに芥川龍之介!?の旅 1/2~

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【2019/07/18(thu) ぶら旅コース】
根金稲荷神社たまごカフェ
 
 

芥川賞直木賞

先日、令和初の芥川賞直木賞が発表されました。

芥川賞:今村夏子さん『むらさきのスカートの女』

直木賞大島真寿美さん『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』

両賞とも女性の方が受賞されたんですね、おめでとうございます☆

 

『むらさきのスカートの女』の紹介文をチラッと読んだのですが、

ミステリアスな人間模様を描いた作品との印象を受け、

「私好みかな?」と気になっています。

が、しかし!

文豪の町をぶら旅した時にも書いたとおり、私は小説を読みません。

なので「映画化したらいいな・・」なんて思っています。

 

 

芥川龍之介

本をあまり読まない私が、なぜ芥川賞の話を出したかというと、、、

その話題をニュースで見た時に、とある神社を思い出したからです。

私の地元である、埼玉県蓮田市の小さな稲荷神社。

そこには、芥川龍之介に関する、とても貴重な石碑があるのです。

 

 

根金稲荷神社

 鳥居

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蓮田市のはずれに鎮座する『根金稲荷神社』

 

 

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周りは畑に囲まれており、とてものどかな場所です。

 

 

 境内

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主祭神を祀る稲荷神社と、境内社天満神社

こじんまりとした神社ではありますが、

裏手には広場があり、子供達が駆けずり回って遊ぶには最適です。

 

私が子供の頃は、ゲーム機を持っている友達は珍しい方だったので、

こういった神社や公園でよく遊んでいました(そうするしかなかった・・)

なんだか懐かしい気分です。

 

 

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大通りから畑道に入り、参拝、写真撮影、畑道から大通りへ戻る。

その間、ひとっこひとり会いませんでした。

しかし、管理はしっかりとされているようで、植木もきれいに整えられています。

いくつかの絵馬もかけられていたので、参拝客はいるようですね。

 

 

 拝殿

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【御祭神】
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

【御由緒】
不明

 

 

 境内社天満神社

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【御祭神】
菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
神様へのご挨拶も済ませ、いよいよ本題へ。
さて、芥川龍之介の石碑は、この境内のどこにあるのでしょうか???
 
 

芥川龍之介撰文碑

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鳥居の横でひっそりとたたずむ石碑、これが『芥川龍之介撰文碑』です。 

 

 

 日本で唯一

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芥川龍之介の碑文は、全国的にも数が少ないそうです。
なので「碑文がある」というだけで、大変貴重な物のように思えるのですが、
この碑は、全国で最古といわており、さらに唯一の自撰自筆なのだそうです。
 
長年この町で暮らしてきましたが、、、
こんな石碑があるなんて、最近まで知りませんでした。
 
 

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貴重という割りには、中途半端な囲いと簡単な案内板。
もうちょっとどうにかならないものかと思うのは、私だけでしょうか?
もっとアピールしたらいいのに・・・。
 
 

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芥川龍之介ってどんな字を書くのかな???」
石碑が古いせいか、近づいても、斜めから見ても、目を細めても、
何が書かれているのか読めないレベル。
 
 

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なんとなくですが『文学士 芥川龍之介』という文字は確認できました。
 
 

 なぜ、こんなところに?

ここで、ひとつの疑問が。

なぜ、蓮田の小さな神社に、このような貴重な石碑があるのでしょうか?

彼の生まれ故郷でなければ、住んでいた形跡もありません・・・。

 

調べてみるとこの碑文は、

彼と親交のあった根金出身の人物『関口平太郎氏』の善行を讃えたもので、

稲荷神社の氏子たちが、関口氏の功績を伝えるため、依頼したのだそうです。

(碑文の前文は蓮田市HPのPDFから読むことができます。) 

 

 

関口平太郎氏

では、そこまで村の人から慕われる関口氏とは、一体どんな人物なのでしょうか?

関口平太郎は根金地区の農家に生まれましたが、幼いころに病気を患い、足が不自由になったため、按摩師(あんまし)になりました。「生まれつき情深い人」だと記されていたことからもわかるように、平太郎は子どものころから、困っている人を見過ごせない心の優しい人物でした。彼は自身の困難にもかかわらず、明治38年、東北地方が大飢饉(ききん)に襲われたとき、子どもたちに筆や墨・紙・教科書などの学用品を贈りました。また、大正5年、平太郎の出身地である平野村などに、就学奨励金を寄附しました。こうした数々の善行をたたえた碑文が書かれたのは、大正6年、平太郎33歳、龍之介25歳のときです。当時龍之介は、花形流行作家として名声がたかまってきていたころでした。平太郎は現在の東京都新宿区で按摩業を営んでいました。彼は名按摩師と評判が高く、いつも患者でいっぱいでした。一時期、近所に住んでいた龍之介が平太郎の治療を受けたことによって、二人は知り合ったと言われています。以来、二人の親交は龍之介が35歳で亡くなるまで、長い間続きました。

出典:はすだ観光協会

蓮田にこんな素晴らしい方がいらっしゃったとは初耳!!
こういった行いって、できそうでできないものですよね。
同じ蓮田出身者として、見習いたいものです。
 
この石碑について調べていて、あることに気がつきました。
殆どのサイトでこの碑を『芥川龍之介撰文碑』と紹介しています。
本来ならば、これだけの功績を残した関口氏に注目すべきだと思うのですが、、、
 
非読書家の私ですら知っている『芥川龍之介』というビッグネーム。
それに、全国で唯一という史跡的価値もあります。
なので仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。。。
 
しかし、さすがは蓮田市HP。
こちらでは『関口平太郎顕彰碑(芥川龍之介の撰文碑)』と紹介していました。
うん、これなら私も納得できる。
 
文学ファンの方なら、堪らないスポットかと思います。
訪れる際は、どうか関口平太郎さんのことも覚えて帰ってくださいね!
 
 
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【根金稲荷神社】
所在地:埼玉県蓮田市根金436
アクセス:JR「蓮田駅」よりバス「根金」下車徒歩5分
御朱印:無
駐車場:有
蓮田市HP:https://www.city.hasuda.saitama.jp/bunkazai/kyoiku/bunkazai/bunkazai/shite/akutagawa.html
(※2019年7月18日現在の情報です。)

2019/07/18