黒浜貝塚・関山貝塚 → 蓮田市文化財展示館 → 貝塚神社/綾瀬貝塚 → 舌笑屋(ごちや)
【コースMAP:黒浜貝塚~舌笑屋(※実際のルートと異なることがあります。)】
貝塚神社
■ 鳥居
蓮田の貝塚2トップは、個人的に少し残念な見学となってしまいました。。。
住宅街と田畑に囲まれたのどかな場所。
近くに国道122号線が通っていますが、そこからだいぶ中に入るので、
「貝塚神社に行くぞ!」という強い意志がない限り、
ふらっと立ち寄れるような場所ではありません。
今回の旅のテーマからすると、ここが一番「おぉ!!!」となるスポットですね。
「貝塚神社ってとこ凄いよ!」と教えてくれたのは、まさかの東京在住の友人。
私は長年蓮田にいながら、この神社は完全にノーマークでした。。。
■ 拝殿
不明
【御由緒】
不明
神社に関する案内板がなく市役所HPなどでも情報がなかったので、詳細不明です。
近々、市役所に問い合わせでもしてみようかと思います。
■ 謎の暗号?
拝殿前の地面に、日付のようなものが刻まれていました。
『昭和46年、自』
なんだろう・・・ちょっと怖い。
氏子の方々がメンテナンスをしているのでしょうか?
鮮やかな朱色に塗られた鳥居ですが、、、
地面には塗料がポタポタ・・・ホラーチックな雰囲気も否めません。
■ 境内社
拝殿横の祠には、3柱の神様がお祀りされていました。
右側は狐の置物があるので、稲荷社かと思われます。
中央は天満宮、左側は不明です。
綾瀬貝塚
綾瀬貝塚は、大宮台地、岩槻支丘の上にあり、元荒川に面している。標高約13メートルで、水田との比高は約4メートルあるが、元荒川右岸において現在知られるかぎり最も奥に位置する貝塚である。縄文時代前期(約5500年前)の貝塚としては規模は比較的大きく、三箇所からなっている。貝類はヤマトシジミを主体とし、若干の海水産の貝を含んでいる。このことは、縄文時代前期に現在の元荒川流域の低地帯に海が奥深く入り込んでおり、貝塚付近が干潟であったことを示している。市内にある黒浜貝塚などとともに、縄文時代前期の海進を研究する上で極めて重要な遺跡である。
なお昭和3年大山史前学研究所によって小発掘が行われている。
(出典:境内案内板)
参拝を終えたら、東京都民の友人が絶賛の、綾瀬貝塚を見学します。
案内によると、この辺りは海と川の境目だったようです。
発掘の際、イルカの骨が出土されています。
「綾瀬貝塚を見学する」と言っても、
黒浜貝塚のように囲いがあるわけでも、発掘跡が見られるわけでもありません。
一見、どこにでもある普通の神社です。
しかし、よ~く見てみると・・・
写真は境内の地面。
白い部分はすべて貝の欠片です。
これが、神社全体に広がっています。
神社が貝塚そのものの上に建っているという状態。
私は縄文時代の貝を踏みながら歩いていることになります。。
こんなにきれいな状態で残っている貝もありました。
拝殿・本殿・境内社の周りなど、
人が入り込まない箇所は比較的きれいな形で残っています。
遺跡の保存方法などまったく無知な私ですが、この貝の量とあまりの放置感は、
「これ、本当に縄文時代の貝?」
「いまだに周辺住人が捨ててるんじゃないの?」
と疑いたくなるレベルでした。
* * *
こんな神社があったとは!
個人的には、黒浜・関山貝塚より綾瀬貝塚をおすすめしたいですね。
私のように遺跡の知識がなくても、「おぉ!」となれると思います。
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