鷲子山上神社 → ふくろう茶屋
県境
前回、埼玉県・栃木県・群馬県の三県境をご紹介しました。
www.mi-cha34.com
この記事を書いていた時に、
「そういえば、他にもおもしろい県境があったな・・・」
と思い出した場所があったので、続けてご紹介したいと思います!
「ちょっと変わった県境を見たついでに、億万長者になれちゃうかも!?」
そんな一石二鳥なスポットです。
(※2017年の内容です。
ブログ記事にすることを想定していなかったため、写真少な目です。)
鷲子山上神社
■ 大鳥居
標高460mの鷲子山山頂に鎮座する、鷲子山上神社(とりのこさんしょう-)。
ちょっと変わった県境は、こちらの神社にあります。
・・・もう見えてますね。
なんと!
参道の中心を境に、
栃木県(那珂川町)と茨城県(常陸大宮市)にわかれているのです!!!
このパターンもなかなかおもしろいです。
三県境のようなウキウキ写真は残っていませんでしたが、、、
「私は栃木から入る!」
「じゃー、茨城から入る!」
というやり取りがあったのは、言うまでもありません。
■ 案内図
(出典:公式サイト)
境内の案内を公式サイトより引用させていただきました。
県境をたどってみます。
■ 楼門
県境は楼門の中央をくぐると、奥の階段のこれまた中央を上っていきます。
■ 千年杉
階段を上り切ると、少し左へカーブ。
千年杉の根元を通り、、、
本殿(写真なし)を真横に切るように駆け抜けて行くそうです。
■ 拝殿
天日鷲命(あめのひわしのみこと)
大己貴命(おおなもちのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
【御由緒】
鷲子山上神社は、栃木県(那珂川町)と茨城県(常陸大宮市)との県境に位置した標高470メートルの山頂にあります。緑深い木々に覆われ、四季それぞれの自然美をたたえています。古来より霊峰と言われ、境内全域が現代の言葉でいわれるパワースポット・スピリチュアルスポットです。
神社の創建は、大同2年(807年)大蔵坊宝珠上人が諸国遍歴中に四国の阿波国(徳島県)に立ち寄り、製紙業が盛んであることを知り、紙漉きの技術と共に守護神である天日鷲命を勧請し、鷲子山に社殿を建立したといわれます。
その後、大己貴命や少彦名命がまつられました。鎌倉時代末期になると、当地方は下野国中央部を勢力圏とした宇都宮氏族の武茂氏が統治していました。神社はかつて朝日嶽と呼ばれる地にありましたが、天文21年(1552年)現在地に再建したと伝えられています。
現在は、栃木県、茨城県の師弟文化財となっています。
鷲子山上神社は、大鳥居の中央が県境という、全国でもめずらしい神社です。また近年は、フクロウの神社(不苦労神社)として知られ、運気上昇・金運福徳・厄難消除を願い、多くの方が来山されています。
(出典:公式サイト)
こう真っ二つに分かれていては、
「この神社はうちのものだ!」
なんて争いはないのでしょうか???
こちらの神社は、栃木県・茨城県それぞれの文化財に指定されています。
大鳥居の手前には社務所が2つ。
それぞれに宮司さんがいらっしゃいます。
栃木県では「鷲子さんしょう神社」、茨城県では「鷲子さんじょう神社」と、
呼び方が若干違うそうですが、2県の関係は良好なようです。
江戸時代までは水戸領でしたが、
明治時代の廃藩置県により神社の中央に県境が通ることになったそうです。
それでは住所の問題は?
歴史的に茨城県かと思いきや、栃木県でした。
栃木県に住所を置いた理由として、
「もともと本殿のあった場所が栃木県側だったから」
と聞いたことがあるのですが、、、真偽のほどは謎です。
フクロウの神社
こちらの神社の見所は、県境だけではありません。
『フクロウ(不苦労)の神社』と呼ばれ、パワースポットとしても有名です。
フクロウは幸福を運んでくれる鳥ですね。
境内ではたくさんのフクロウたちと出会えます。
ちなみに御祭神のお使いがフクロウなのだそうです。
■ 水かけふくろう
お寺などによくいらっしゃる、水かけ観音のフクロウバージョン。
■ フクロウの石段
楼門の奥にあった階段。
96段あります。
往復することで「不苦労(296)」となり、幸福になれるという謂れがあります。
■ その他のフクロウ
他にももっとたくさんのフクロウがいるので、探してみてください♪
金運爆上がり神社
■ 門
拝殿前の門。
そこには、たくさんの千羽鶴がかけられています。
よ~く見ると、その中には変わった紙で折られた千羽鶴がちらほら。
変わった紙とは「ナンバーズ」のハズレ券です!!
これで何となくお察しいただけるかと思いますが、
「宝くじが当たる神社」とも言われているんですね。
「ここをお参りしたあと、高額当選しました!」
という感謝のお手紙が絶えないそうです。
■ 本宮入口
宝くじのご利益があるとされているのは、大鳥居のもっと手前。
栃木県側にある、鷲子山上神社本宮です。
もともとはここに本殿があったそうです。
■ 大フクロウ
鳥居の先に何かいますね。
黄金に輝く、巨大なフクロウ!!
このフクロウこそが、金運爆上がりスポットと言われています。
■ 金運不苦労御柱
巨大フクロウの真下には御柱が立てられています。
これを叩くことによって苦労や悩みを叩き出し、
頭上の大フクロウに運び去ってもらうとともに、
金運福徳・開運幸福を運んで来てもらえるのだそうです。
「御柱を叩いた後、億を越える高額当選をした¥¥¥」
そんな報告が続々と寄せられているとか・・・凄い効果ですね。
■ 不苦労の鐘
御柱で邪気を払い金運UPを願ったら、鐘の音で心を浄化。
とりあえず、落ち着きましょう!
■ 本宮
お金も大事ですが、
まずは社殿前にて御祭神へのご挨拶を忘れずに・・・。
* * *
実を言うと私は、毎週ロトを買っている「ロトもだち」です。
記事的には県境メインのような感じで始まっていますが、
実際は「県境<金運UP」の淀んだ気持ちで参拝に出向いています。
もちろん、御柱叩きました。
そして、社務所にて巾着も買いました。
くじ券を入れて置くと当たるかもしれない、素敵な巾着です。
フクロウの刺繍に、小さなお守り付き。
ご利益はというと、さすがに億はありませんが、、
いつもよりひとつ上のランクが当たりました。
しかし、1度だけ・・。
「こいつに金をやってもろくなことがないだろう・・・」なんて。
神様が手を差し出せないほど、私は欲まみれなのかもしれません。
我ながら恐ろしいです。
御朱印
最後に御朱印をいただきました。
* * *
県境マニアさん、フクロウ好きさん、一攫千金狙いさんにおすすめの神社。
自然が多く、散策にもとてもいいところです。
今回改めて案内図を見て、まったく見ていなかった場所がありました。
なので、また再訪したいなと思っているのですが、、、
次回は純粋な気持ちで参拝しようと思います。
★ブログランキングに参加しています★
所在地:栃木県那須郡那珂川町矢又1948
アクセス:JR「烏山駅」より車で20分
御朱印:有
駐車場:有
公式サイト:http://www.torinokosan.com/
(※2017年6月12日付けの情報です。)