【2022/02/05 ぶら旅コース】
三ツ木神社 → 箕田氷川八幡神社 → 大野神社 → 鴻神社 → 長木屋 → 川幅日本一の標 → 木村屋製菓舗
【コースMAP:北鴻巣駅~鴻巣駅】
【こうのす川幅グルメ紹介】
・川幅とんかつ/やわらかとんかつ とん兵衛
・川幅ケーキ/サッシーのぐち
【2022/05/22 ぶら旅コース】
前玉神社 → 金沢製菓店 → さきたま古墳公園 → さんぽ道
【鬼退治三社(旧鴻巣三社巡り)一覧】
・箕田氷川八幡神社(鬼)
・鴻神社(鳥)
・三ツ木神社(猿)
(※後に鴻巣三社は鴻神社が大野神社に変更)
【鴻巣前玉三社巡り一覧】
・三ツ木神社
・大野神社
・前玉神社
鴻神社
■ 鳥居
大野神社から徒歩15分、鴻神社へ。
鬼・鳥・猿の『鳥』にまつわる神社です。
■ 参道
こちらへは何度か訪れているのですが、ここ数年来ない間に驚くほど様変わりしていました。
以前はシンプルな境内だったのですが、ところどころに絵が施され、とてもアートな雰囲気になっていました。
これからご紹介する写真では、そのアートな部分にも注目してみてください。
■ 狛こうのとり
社殿の前には、狛犬ならぬ狛こうのとり。
左のこうのとりは、たまごを温めているのでしょうか。かわいいですね。
こちらの神社には鴻巣の地名の由来となった『こうのとり』伝説が残っています。
鴻巣駅の前には、ヒナに餌を与えるこうのとりのオブジェがあります。
■ 拝殿
【御祭神】
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
伊弉岐命(いざなぎのみこと)
伊弉冊命(いざなみのみこと)
速玉男命(はやたまのおみこと)
事解男命(ことさかのおみこと)
別雷命(わけいかずちのみこと)
【御由緒】
鴻神社は明治6年にこの地ならびに近くにあった三ヶ所の神社を合祀したもので、もとは鴻三社といった。三社とは次の神社である。
氷川社・・・鴻巣宿字本宮390番地(宮地5丁目)
鴻ノ宮氷川大明神あるいは端ノ宮(ハジノミヤ・ハタノミヤ)ともいい、鴻巣郷総鎮守として崇敬された古社であった。氷川社の神額は現在も鴻神社に残されている。
熊野社・・・鴻巣宿字本宮389番地(宮地1丁目)
熊野権現と称していた古社で氷川明神を端ノ宮と称したのに対し中ノ宮と呼んだ。合祀前は社地3000坪を有し、巨木におおわれた森林であったという。
竹ノ森雷電社・・・鴻巣宿字東側2283番地(現在地)
雷電社は現在地に鎮座していたもので、「竹ノ森」の名があるように付近には竹林が広く存在し、巨木と竹林によって囲まれた古社であり、天明期には遍照寺(常勝寺末)持となり、鴻巣宿の鎮守として崇敬されていた古社であった。
現在の鴻神社社地は竹ノ森雷電社の社地だったもので、合祀決定後、社殿の造営が行われ、明治6年9月24日に社号を鴻三社と定めた。
明治35年から40年にかけてはさらに鴻巣町内に所在した日枝神社、東照宮、大花稲荷社、八幡神社を合祀して明治40年4月8日、社号を鴻神社と改めて現在に至っている。
ここには鴻巣市の文化財に指定されている『香具拾三組御定免』『議定書』『商人講中連名帳並焼印』等貴重な史料が残されている。
また、ここ鴻神社では10月14日の例大祭(おおとりまつり)のほか、酉の市や夏まつりなど様々な行事がおこなわれている。
(出典:境内案内板)
御祭神は、氷川社・熊野社・雷電社の神々が並びます。
■ 参道壁画
参道沿いの壁には、鴻三社それぞれの由緒や伝説が絵によって表現されていました。
<氷川社>
鴻の宮氷川明神とも呼ばれ、鴻巣郷総鎮守として広く崇敬を集めた古社でこの社に伝わるこうのとり伝説はよく知られるところです。
古墳時代末期の創建とされています。
<こうのとり伝説>
昔々、この地に「木の神」と呼ばれる大きな木があって、里の人々はその木を神様の木として大切にしていました。ところがその木はお供えをしないと災いを起こすので、人々は困っていました。ある時、こうのとりがやって来てその大木に巣を作ってたまごを産みました。すると、どこからか大きなへびが出てきて、そのたまごを食べようとしました。それを見ていたこうのとりは、矢のように巣に舞い戻りそのへびと戦いになりました。
そうして、こうのとりはようやくへびを追い払いました。その後、この地には災いもなくなり平和な日々が続いたので、人々はその木の下にお宮をつくり、こうのとりのお宮「鴻の宮(こうのみや)」と名付け、この土地の守り神にしました。
そして、この地はいつのころからか、こうのとりが巣を掛けた所として「鴻巣(こうのす)」と呼ばれるようになりました。
<熊野社>
古くは、熊野権現と称した古社ですがその創建は不明です。
市内宮地の旧家深井家の記録に深井対馬守景吉が永禄4年(1561年)、紀州熊野に参詣して、その社地の霊土と御神燈をいただいて帰郷し、鴻巣宿の市神社及び熊野権現の社殿の下に霊土を埋めたとあります。
<雷電社>
現在の鴻神社の地にありました。
竹林が多かったところから「竹の森雷電社」と呼ばれていました。
平安時代、都から東国へ下る高貴な女官が激しい雷雨にあって難儀し神に祈ったところ、この地に至ってぴたりと雷雨がやんだので、ここに社殿を建て雷電社をまつったという伝説があります。
境内社
■ 鴻の宮
こうのとり伝説の祠。
鴻の宮内には、御神卵が。
前に来た時はなかったような・・・。
境内リニューアルとともに作られたものかもしれません。
鴻の宮の脇には、樹齢500年以上の大きな夫婦銀杏が立っています。
■ 三狐稲荷神社
天狐・地狐・人狐の三狐をお祀りしています。
良い縁を結び、悪い縁を断ち切るという御利益があると言われています。
100年以上の歴史があるこのお社は、木材を一切使っておらず総銅造り。
現代の職人には再現が難しいそうです。
■ 幸の宮弁天社
宝暦13年(1763年)に祀られたという弁天様。
お社の中には、大辯財尊天と刻まれた石碑が祀られていました。
■ 宿神社
■ 疱瘡神
宿神社の手前には疱瘡神。
■ なんじゃもんじゃ稲荷
祠の後ろに立つ木は、なんじゃもんじゃの木。
白く美しい花を咲かせるとのことですが、冬だったので枝のみ。
何度か参拝に訪れていますが、花を見たことがありません。。。
■ 富士嶽神社
■ 合祀殿
須賀神社・秋葉神社・厳島神社・三峯神社・御嶽神社・蚕影山神社・稲荷神社
■ 庚申塔
■ その他
この小さなお社は、どの神様が祀られているのかわかりませんでした。
その他境内
■ 神楽殿
神楽殿にも、こうのとりの絵が描かれています。
中には大きな卵がありました。
ちなみに、これは2015年の時の写真。
この頃から、改装工事は始まっていたんですね。
■ お願いたまご
卵にお願いごとをかくと、こうのとりが幸せを運んでくれるかも!?
■ 絵馬
絵馬のアーチ。
こうのとりということで、子宝や子育てのご利益を求めて参拝される方も多いようです。
御朱印
■ 平成27年ver.
今回、鴻巣市内の神社4社をめぐりましたが、どこの御朱印も色鮮やかでデザインが豊富でした。
上の御朱印は平成27年の参拝時にいただいたもの。
この頃はこのデザインの他にもう1種類あったかどうかでしたが、数年ぶりに再訪してびっくりするほど種類が増えていました。
近年の御朱印の進化は、目を見張るものがあります。
■ 令和ver.
数ある中かから、コウノトリが大きく描かれたこちらの御朱印を選びました。
よく見ると雪の結晶があるので、冬季限定でしょうか?
■ 「鬼を取り(鳥)去る(猿)」鬼退治三社
左から鬼・鳥・猿が揃い、鬼退治三社コンプリートしました。
残すは鴻巣前玉三社の前玉神社のみ。
前玉神社は行田市になるので、また次回のぶら旅にてご紹介します。
* * *
鴻神社付近の道には、こうのとりのタイルがはめられていました。
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【鴻神社】
所在地:埼玉県鴻巣市宮本1-9
アクセス:JR「鴻巣駅」より徒歩8分
御朱印:有
オリジナル御朱印帳:有
駐車場:有
公式サイト:https://www.koujinja.or.jp/index.html
(※2022年2月5日時点の情報です。)