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大石良雄外十六人忠烈の跡(東京都港区) ~忠臣蔵ゆかりの地をめぐる旅 7/7~

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【2021/12/14 ぶら旅コース】
皇居東御苑新正堂・浅野内匠頭終焉之地元禄二八蕎麦 玉屋吉良邸跡大川屋泉岳寺大石内良雄外十六人忠烈の跡

 

大石内蔵助切腹の地

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泉岳寺の帰り際に渡された、大石内蔵助切腹の地のチラシ。

四十七士の切腹の地までは調べていなかったので「これはいい情報をもらった」と、

さっそく行ってみることにしました。

討ち入りの日とその直近の土日限定で特別公開されているようです。

チラシをくれたおばあちゃんに、

「先に行った人について行きなさい!急いで!急いで!」と急かされたので、

慌てて切腹地へ向かうであろう人を追いかけました。

 

 

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てか・・・誰もいないじゃん!!!

仕方ないので、地図を頼りに目的地に向かいます。

それにしても何でしょう、、この道は。

どこに続いているのか?通っていい道なのか?不安ばかりです。

とぼとぼとひとり歩いていると、後から数名の人が来ました。

「前の人を追いかけるように言われて・・・」

みんな私と同じことを言われたようです。

ここから見ず知らず同士のグループで、一緒に行くことになりました。

何を話すわけではないけれど「あっちかな?こっちかな?」と、

それだけでもなんだか楽しい時間でした。

 

泉岳寺のすぐ近くだと思っていたのですが、

歩けど歩けどそれらしき場所が見つかりません。

というか、歩くには地図が広域すぎるんですよね・・・。

結局、通りすがりの人に道を教えてもらいました。

 

 

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泉岳寺から10分ちょっと歩いたところで、やっと出てきた案内板。

切腹地コチラです」的なこの案内・・・まるで私が切腹しにやって来たような。

妙なおかしさを感じてしまいました。

 

 

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大石内蔵助切腹の地は、集合住宅の一画にありました。

 

 

大石良雄外十六人忠烈の跡

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この辺りは肥後熊本藩細川家の下屋敷跡地で、

細川家のお預けとなった大石内蔵助他16名がこの地で切腹しています。

細川家の他に水野家・毛利家・松平家にそれぞれ数名ずつ送られていますが、

四十七士を英雄と見るか罪人と見るかで対応が違ったと言います。

細川家では衣食住の世話はもちろん嗜好品まで与えるなど、

預の身である大石らには贅沢すぎる待遇で、大石が断りを入れた程だったそうです。

 

 

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中はこのようになっていました。

周りに置かれた岩は、当時からあった物ではなくただの装飾。

中央の石は、この場で切腹が行われたという目印で置いてあるとのことです。

実際に残っているのは、土地のみということですね。

それでも石や落ち葉の演出がそれらしく、

私には里見浩太朗さん扮する大石内蔵助が見えたような気がしました。

当時のこの場所は、大書院舞台側、大書院上の間の前庭で、

背後に池がある位置で切腹が行われたそうです。

 

ガイドさんから切腹の様子についてお話をうかがいました。

他の家では1人の介錯人が複数人担当したところ、

細川家では1人につき1人の介錯人が用意されました。

正面だけ開けた囲いの中、畳3枚の上に白い布を敷いた場所で行われたそうです。

介錯人が首を落とし立会人がそれを確認すると、正面の戸が閉められ次の準備。

遺体は布の四隅を持ちながら運び、そのまま隅へ積まれて行きました。

それを17名分繰り返すわけですが、

すべてが終わるまで1時間かからなかったそうです。

 

それにしても、介錯の成功率ってどれくらいなんでしょうか?

素人目から見ても、映画やドラマのようにスパスパ切れるとは思えません。

そんな話をガイドさんに振ったところ、やはり失敗例も多いとのこと。

浅野内匠頭の首には、切り落とした部分とは別の切り傷が残っていたそうです。

 

大石内蔵助・主税のように、

父子または兄弟で討ち入りに参加していた者も多くいたようです。

それぞれ覚悟していたとは思いますが、

実際に畳の上に立った時、一体どんな気持ちで何を考えるのでしょう?

私には想像すらできません。。。

 

 

旅の終わりに・・・

【ぶら旅メモ】
交通費:2001円
参拝費:1305円
飲食代:1020円
お土産代:3289円
合計:7615円
歩数:21877歩

忠臣蔵ゆかりの地をめぐりました。

忠臣蔵は時代劇の中でもストーリー展開がシンプルで観やすく、

「滅びの美学」的な結末が私好みです。

今まで忠臣蔵は真実を描いていると思っていたのですが、

この旅で調べていくうちに実際とは異なる部分が多々あることを知り、

さらなる興味が沸いてきました。

このブログで終わりではなく、

これからも深堀りしていきたいなと思っているところです。

 

さて、今回の旅はとにかく移動が多く大変でした(天気も悪かったし)。

帰る頃には足がガクガク。

コースを変えればもっと簡単に回れたのですが、

どうしてもストーリーに沿ってめぐりたかったので、

山手線を行ったり来たり・・・東京駅を3回も素通りしました。

過ぎてみれば楽しい思い出ですが、その時は本当に辛かった・・・。

義士墓所から見た虹は、そんな自分へのご褒美だと思っています。

これを四十七士に言ったら「電車乗ってんだろ!!」と突っ込まれそうですが、

そう考えると江戸から赤穂まで歩く体力、、、半端ないですね!!!

 

吉良邸から泉岳寺まで、四十七士が歩いた道をたどるコースがあるそうです。

今年も行ける機会があったら、そのコースを歩いてみようかなと考え中です!

それまでに知識と体力つけとかなければ!!!

 

 

 

 

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大石良雄外十六人忠烈の跡】
所在地:東京都港区高輪1-4-6
アクセス:東京メトロ白金高輪駅」より徒歩4分、都営浅草線泉岳寺駅」より徒歩10分
駐車場:無
※通常は非公開。
(※2021年12月14日時点の情報です。)