【2021/12/14 ぶら旅コース】
皇居東御苑 → 新正堂・浅野内匠頭終焉之地 → 元禄二八蕎麦 玉屋 → 吉良邸跡 → 大川屋 → 泉岳寺 → 大石良雄外十六人忠烈の跡
新正堂
皇居から新橋に移動しました。
新橋駅から徒歩5分、新正堂という和菓子屋さんへ。
このお店が建つ場所は、
浅野内匠頭が預けられた陸奥国一関藩の藩主田村右京太夫の上屋敷の跡地です。
田村家の座敷牢に収容された浅野は、数時間後、その庭先で切腹します。
【元禄14年3月14日 午後4時頃】
浅野が田村家に到着。
田村家には浅野を収容するための座敷牢が用意されており、
その部屋はすべて釘付けにされ、さらに周りを板で覆われていました。
【元禄14年3月14日 午後6時頃】
浅野はそのまま田村家の庭先で切腹。
即日切腹という裁定はかなり異例なことであり、
殿中での刃傷沙汰、さらに重要な儀式が台無しになってしまったことに対する、
将軍綱吉の怒りの表れともいわれています。
庭先に屏風を立て畳を敷き、急遽取り繕った場所で行われました。
これは、大名の浅野にとっては屈辱的な作法。
遺書を残すことすら許されなかったそうです。
即日切腹は田村家にとっても想定外のことで、
厳重に封鎖された座敷牢も長期収容を見込んでのことだったそうです。
切腹後、浅野の遺体は浅野家家臣によって泉岳寺に埋葬されました。
切腹最中10個入り(2689円)
そんなおぞましい歴史が残る地に店を構える新正堂さんですが、
それをうまく取り入れた和菓子は大ヒットしている模様です。
名物、切腹最中。
ミスをやらかしてしまったサラリーマンがお詫びの手土産に持っていく・・・
という話をよく聞きますよね。笑
切腹最中以外にも羊羹やどら焼きなどなど、忠臣蔵シリーズが充実しています。
48本のミニ羊羹セットは、四十七士ひとりひとりの絵が描かれており、
とてもきれいで豪華でした。
私もお土産に買ってみました。
友人にも配りたかったので、10個入りです。
蓋がしまらないほど餡子がどっさり。
キラキラしていて、見た目も美しいです。
一口嚙んでみると、中から求肥が出てきました。
餡子の甘味とモチモチ感・・・これは、おいしい!!!
私は餡子があまり得意ではないのですが、気付いたら2個も食べていました。
友人からも「すごくおいしかった」と言ってもらえてよかったです。
その友人は忠臣蔵をあまり知らなかったようで、
「切腹」の文字にビビってましたけどね・・・笑
土砂降りの中、行った甲斐がありました。
浅野内匠頭終焉之地
新正堂から50mほど離れた日比谷通り沿いに、
浅野内匠頭終焉之地の石碑があります。
もともと田村家の屋敷内に追悼碑があったのですが、撤去されたとのこと。
現在の石碑は、昭和15年に町内会の有志によって建てられました。
* * *
喧嘩両成敗という制度がありながらも、
即日切腹&改易の処罰を受けた浅野内匠頭に対し、吉良上野介はお咎めなし。
これに納得の行かない浅野家家臣たちは、吉良邸への討ち入りを企てるのでした。
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【新正堂】
所在地:東京都港区新橋4-27-2
アクセス:JR「新橋駅」より徒歩6分
営業時間:9:00~19:00(平日)、9:00~17:00(土)
定休日:日・祝(8月は土・日・祝)
駐車場:無
公式サイト:https://www.shinshodoh.co.jp/
【浅野内匠頭終焉之地】
所在地:東京都港区新橋4-31
アクセス:JR「新橋駅」より徒歩8分
駐車場:無
(※2021年12月14日時点の情報です。)