【2021/12/14 ぶら旅コース】
皇居東御苑 → 新正堂・浅野内匠頭終焉之地 → 元禄二八蕎麦 玉屋 → 吉良邸跡 → 大川屋 → 泉岳寺 → 大石良雄外十六人忠烈の跡
忠臣蔵
去年の12月14日、
冬の風物詩『忠臣蔵』ゆかりの地をめぐって来ました。
「忠臣蔵を巡るなら12月かな」と思うもなかなかタイミングが合わず、
時期にこだわってしまったばかりに計画から数年の時が経ってしまいました・・。
今年も予定していた日がことごとく潰れ、ふっと空いた14日。
ついに!やっと!何年か越しの忠臣蔵巡りに行けることになりました。
しかも、討ち入りの日に行けるとは!!!
* * *
忠臣蔵とは、江戸時代の『赤穂事件』を基にした演目で、
浄瑠璃・歌舞伎・演劇・映画・ドラマなど数多くの作品を残します。
赤穂藩主浅野内匠頭が高家旗本吉良上野介に斬りかかるという事件を起こし、
浅野は即日切腹、浅野家お取り潰しの刑に処されました。
喧嘩両成敗の制度があった中、吉良に対してはお咎めなし。
それを不服とした大石内蔵助をはじめとする浅野家家臣たちが吉良家に討ち入り、
仇討ちをするというお話です。
* * *
東京都内に点在する忠臣蔵スポット。
細かい所を含めると、それはそれは多く存在します。
さすがにすべて回ることはできないので、
大まかなストーリーがたどれるコースを作ってみました。
赤穂事件~大石内蔵助切腹までの舞台を時系列で進んで行きます。
雪のイメージの忠臣蔵ですが、旅当日はけっこう強めな雨。
びしょびしょになりながら都内を行ったり来たりで、
とにかく移動が大変な旅となりました。。
皇居東御苑
今回の旅は、皇居(江戸城)からのスタートです。
■ 大手門
江戸城の本丸・二の丸・三の丸にあたる部分が庭園になっており、
無料で一般開放されています。
入口がいくつかありそれぞれ最寄り駅があるのですが、
私は東京駅から向かったので、江戸城の正門にあたる大手門から入りました。
入口では3名の警備員に囲まれ、手荷物検査が行われます。
さらに検温、そして手を消毒している姿を見守られ、
OKが出るとやっと中に入れてもらえました。
大手門の前にそびえ立つビル群。
■ 皇居東御苑内
苑内はかなりの広さがあり、江戸城の名残など見所もたくさん。
しかし、今回は時間がないので、目的地だけササッとめぐります。
■ 松之大廊下跡
大手門を入って西側にある、松之大廊下跡。
忠臣蔵の序章、ことの発端となる刃傷事件が起こった現場です。
【元禄14年3月14日 午前10時~11時頃】
この日江戸城では、朝廷からの使者をもてなす儀式が行われる予定でした。
勅使の接待役を浅野内匠頭、典礼の指導役を吉良上野介が務めていましたが、
浅野は突如、吉良に向けて刀を振るいます。
「この間の遺恨、覚えたるか」とは浅野の有名なセリフ。
浅野がこの行動を起こしてしまった真意については不明だそうですが、
私が観たドラマでは吉良からのパワハラによるもののように描かれていました。
「ついカッとなって・・・」といった感じでしょうか?
現在は石碑と案内板が置いてあるのみ。
両国にある江戸東京博物館では、松之大廊下の模型を見ることができます。
西へ19m、北へ31m、幅5m、畳敷き、江戸城で2番目に長い廊下だそうです。
襖戸の絵柄からこの『松の廊下』と名付けられました。
■ 平川門
松之大廊下跡から苑内を半周ほど回り、
江戸城の裏門にあたる平川門から城外に出ます。
【元禄14年3月14日 午後3時頃】
事件から4~5時間後。
浅野は取り調べを受けた後、
幕府の裁定を待つため陸奥国一関藩主田村右京太夫の屋敷に預けられます。
浅野を乗せた籠は、平川門から出されました。
平川門は普段通用門として使われていましたが、別名「不浄門」とも呼ばれ、
城内で死人や罪人が出るとこの門から城外へ出すのだそうです。
この時はまだ裁きが下る前なのに、浅野は既に罪人扱いされているんですね・・。
* * *
駆け足状態で江戸城を回りました。
石垣や天守閣模型の展示など気になるものもあったのですが、
ただただ松之廊下跡と平川門だけを見て出てしまいました。
皇居のお堀を越えるのも初めての体験だったので、
もっとゆっくり見たかったのが本当のところでしたけどね、、とにかく時間が!
次回は江戸城をメインに、じっくりと見学したいと思います。
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【皇居東御苑】
所在地:東京都千代田千代田1-1
アクセス:JR「東京駅」より徒歩7分他
開園時間:9:00~18:00(季節により変わります)
休園日:月・金曜日、12月28日~1月3日
駐車場:無
公式サイト:https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
(※2021年12月14日時点の情報です。)