関東ぶらりん旅

神社仏閣、B級スポット、ご当地グルメを楽しむ旅(散歩)

スポンサーリンク

神明社(埼玉県所沢市) ~寅と芋と飛行機と 2/3~

スポンサーリンク

【2022/01/04 ぶら旅コース】
多聞院 → 神明社所澤神明社

 

神明社

 鳥居

f:id:mi-cha34:20220105164812j:plain

多聞院に隣接する、神明社へ。

 

 

手水舎

f:id:mi-cha34:20220105172144j:plain

未だ使えない手水舎は、花手水になっていました。

 

 

f:id:mi-cha34:20220105172200j:plain

手水鉢には菊・葉ボタン・ガーベラなど、

お正月らしい花が鉢いっぱいに浮かべられ、とってもきれい♪

 

 

 拝殿

f:id:mi-cha34:20220105164826j:plain

【御祭神】
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
誉田別命(ほんだわけのみこと)
大山祇命(おおやまつみのみこと)
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
進雄命(すさのおのみこと)

【御由緒】
当社は元禄9年(1696年)川越城主柳沢出羽守領主の節、上富村、中富村、下富村の三ヶ村を開かれた折、一寺一社の制に基づき12,500坪の地を除地せられ、鎮守のお宮として毘沙門社と多聞院を創立、後年、該院境内に神明社を勧請いたしました。時に宝暦11年(1761年)であったと伝えられます。(入間郡誌には宝暦8年と記されています)
村民一同産土神社として崇敬しましたが、明治2年に至って神仏分離令により473坪を分割し、同年社格制定の節、旧三ヶ村の鎮守であったことから、村社に列せられました。同6年、境内改正により、3,764坪を引裂き上知され、現境内地に1,009坪を第一種官有地に編入されました。
明治45年には、享保年間には幕府直轄領として開発された所沢新田、久米新田、掘兼新田、北田新田、岩岡新田にある七社が合祀されました。また昭和3年3月に埼玉県史蹟保存として三富開拓遺跡に指定されました。なお昭和21年2月28日に宗教法人として神社規則を制定し社格廃止され埼玉県神社庁管轄になりました。
(出典:パンフレット)

もともとは多聞院境内に勧請されましたが、神仏分離令により独立した神社です。

多聞院の境内からも行き来できるので、セットで参拝する方が多いようです。

 

 

 天神社

f:id:mi-cha34:20220105173135j:plain

境内社には天神社。

 

 

甘藷乃神(いものかみ)

f:id:mi-cha34:20220105172342j:plain

本殿をお参りした後は、そのまま左手にあるお社『甘藷乃神(いものかみ)』へ。

こちらでも、ちょっとおもしろいお社や狛犬を見ることができます。

 

 

 社殿

f:id:mi-cha34:20220105172442j:plain

【御祭神】
吉田弥右衛門(よしだやえもん)
青木昆陽(あおきこんよう)

【御由緒】
当地は武蔵野台地のまん中にあります。土が乾ききっているところで、夏の干ばつによる農作物の被害が特にひどいところでした。
南永井村(現所沢市南永井)の名主、吉田弥右衛門はそんなところでもよくできるというサツマイモの話を聞き、その導入と普及に努めました。
関東でのサツマイモの試作に最初に成功したのは、江戸の学者、青木昆陽先生で、享保20年(1735年)のことでした。弥右衛門の試作はそれから16年後の寛永4年(1751年)のことです。そのサツマイモは最初は飢饉に備えて作られましたが、すぐ農家の自家用の食料として積極的に作られるようになりました。それだけではありません。のちには江戸にたくさん現れた焼き芋屋用のいもとして、いいかえれば商品作物としても作られるようになり、貴重な現金収入源になりました。
おかげで苦しかった人々の暮らしが楽になりました。
神明社では、当地が「川越いも」の本場であることから、作り初め255周年を記念して、弥右衛門さんの功績を称えるとともに、関東のサツマイモ作りの元祖である昆陽先生と合わせて『甘藷乃神(いものかみ)』としておまつりさせていただくことになりました。
やせた土地でもじょうぶに育ち、干ばつや病虫害などにも強いサツマイモは生命力の象徴でもあります。
いも神さまのご恩に感謝するとともに、サツマイモのたくましい生命力にあやかれるように健康・家内安全・子孫繁栄なども祈願していただければと思います。おまいりには社前の「なでいも」をなでて、神様の力を頂いてください。
(出典:境内案内板)

川越の名産であるサツマイモの栽培に貢献された方々がお祀りされています。

川越いもって、実は所沢が発祥の地だったんですね。

市川の八幡八幡宮にも、梨の栽培を始めた方の石碑がありました。

こういったお社や石碑を見ると、

「この人たちが今の野菜や果物を食べたら驚くだろうな~」なんて、

「食べさせたいな~」なんて思ってしまいます。

まるでお菓子を食べているような甘さにビックリするでしょうね。

 

 

 なでいも

f:id:mi-cha34:20220105172455j:plain

お社の前には『なでいも』が。

撫でるというよりかぶりつきたいほどおいしそうなサツマイモです。

サツマイモの生命力から、健康・家内安全・子孫繁栄・開運などの

御利益があるそうです。

しかし残念ながら、コロナ感染予防対策のため、おさわり禁止でした・・・。

 

このなでいもは、東京オリンピック(1964年)の聖火台を制作された、

鈴木文吾さん監修によるものだそうです。

 

 

 いも狛犬

f:id:mi-cha34:20220105173103j:plain

狛犬にもご注目。

足元をよく見てみると・・・サツマイモを抱えています。

 

 

f:id:mi-cha34:20220105173121j:plain

阿形の方は、3本も持っていました!!

食いしん坊ですね。

 

甘藷乃神は平成18年に建てられた比較的新しい神社ですが、

今では「いも神社」と呼ばれるほど親しまれているようです。

 

 

御朱印

f:id:mi-cha34:20220105173156j:plain

最後に御朱印をいただきました。

社務所にはサツマイモ柄のお守りもあって、かわいかったです。

 

 

 

 

ブログランキングに参加しています★

にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村

 

 

神明社
所在地:埼玉県所沢市中富1507
アクセス:西武新宿線航空公園駅」よりバス「多聞院通り西」下車徒歩5分他
御朱印:有
オリジナル御朱印帳:有
駐車場:有
公式サイト:http://www.shinmeisha.com/index.html
(※2022年1月4日時点の情報です。)