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名胡桃城址(群馬県みなかみ町) ~群馬の珍スポと城をめぐる旅 2/4~

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【2020/08/14 ぶら旅コース】
恐怖の洞窟名胡桃城址沼田公園赤城高原SA(上り)

 城めぐり

珍スポットを楽しんだ後は、城めぐりで歴史の勉強です。

S氏は戦国時代に詳しいので、一緒にめぐるといろいろと勉強になります。

私はというと『戦国無双』というゲーム(しかもPS2止まり)にハマった程度で、

詳しいことはまったくわかりません!

戦国時代にはものすごく興味があるのですが、

どこからどう勉強したらいいのか困っているところです、、、。

 

 

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そんなことを言っていたら、戦国無双4のラッピング自販機を見つけました!!

真っ赤に塗られた自販機には、六文銭の家紋が描かれています。

そう!!

今回は、真田氏ゆかりのお城にお邪魔してきました。

 

 

名胡桃城址

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プラムの国から車で10分、名胡桃(なぐるみ)城址へ。          

上州真田三名城(↓)のひとつで、『続100名城』にも選ばれています。

岩櫃城も行っておけばよかったですね。。)

 

なんでもこのお城、

豊臣秀吉が天下統一を果たすきっかけとなった場所だそうで、

日本史上でもなかなかの重要ポイントかと思われます。

 

 

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名胡桃城は室町時代

沼田氏の一族といわれる名胡桃氏が館を築いたのがはじまりと言われています。

そこへ真田昌幸が、沼田城を落とすための前線基地として城を築きました。

 

沼田城をめぐり争っていた真田氏と北条氏。

一度は沼田城を手にした昌幸でしたが、その後も両者の争いは絶えません。

そこへ、秀吉が仲裁に入り、

利根川を境に東部一帯を北条に、西部一帯を真田に」

という裁定を下しました。

これにて、沼田領問題が収束したかのように思えたのですが、、、

北条氏側は不法に名胡桃城を攻略するという事件を起こします。

この時、大名間の私闘を禁じていたため、それを知った秀吉は激怒。

小田原攻めを行い、北条氏は滅びる結果となりました。

この事件を皮切りに、豊臣秀吉は天下統一を果たし、戦国時代は幕を閉じます。

 

その後、真田信幸が初代沼田藩主となり、名胡桃城は役目を終え廃城。

城として機能したのは、わずか10年だったそうです。

 

 

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そんな歴史を持つ、名胡桃城を歩きます。

案内板があった場所を中心に、かなり大まかにご紹介します。

 

地図によると、三郭・二郭・本郭と縦一直線に並んだ造りになっています。

このような造りを『連郭式』と言うそうです。

山など広く配置できない場所に多いタイプだそうです。

 

 

  馬出

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城の出入口。

出入り口の手前に土塁や堀を作り、

城内から出撃する際に、攻撃・防御をより強固にする施設だそうです。

 

 

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写真はただの道ですが、当時はこのようになっていたのではないかとのこと。

城内に侵入し難い・城内が見え難いといった効果があったそうです。 

 

 

 三郭

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三郭堀切。

 

 

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三郭イメージ図。

 

 

 二郭

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南虎口。

二郭への出入り口です。

 

 

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虎口付近は道がS字になっており、移動しにくいようになっています。

 

 

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掘立柱建物址。

 

 

 

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打たれた杭は、建物の柱の跡のようです。

建物と土塁の間には、排水溝として使われていたとする溝があるそうです。



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北虎口。

 

 

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 この先の道もS字になっていました。

 

 

 本郭

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長い木の橋を渡ると本郭です。

城の中心部ですね。

 

 

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本郭には、石碑がありました。

 

 

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本郭の両側の崖が大きく崩落していることから、

当時はもっと広かったと考えられるそうです。

天守がないことは確かですが、虎口や建物の状況はわかっておらず、

地図のみイメージ図はありませんでした。

 

 

 ささ郭

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本郭の先には、ささ郭。

 

 

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城の主体になる本郭が外に対してむき出しにならないよう設けた郭だそうです。

 

 

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いい眺め。

確かに、外からも丸見えです。 

 

 

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名胡桃城は決して大きな城ではなかったようですが、、

このように見渡しが良く、周りが崖のため攻め込まれ難い、

そして、上野・越後・信濃の三国に通ずる道が近いなど、

軍事的にはかなり良い立地条件だったそうです。

 

 

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小さな石の祠がありました。

 

 

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屋根には六文銭の家紋のように、お賽銭が置かれていました。 

 

* * *

 

建物は残っていませんが、

城内はとてもきれいに整備・復元されていました。

ポイントには案内板で詳しい説明があり、城素人にはとても親切です。

城跡は24時間開放状態です。

マムシが出るようなので、注意です!!

 

 

 

御城印

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最後に御城印をいただきました。

御城印は、和紙と木の2種類。

木はこの日の前日から発売されたとのことで、そちらをいただくことに。

本当に木です!

ちょっと曲げたら、パリッと折れてしまいそう。。

木のいい香りが漂います。

 

真田街道六城攻城記念御城印

 真田氏ゆかりの6城をめぐると手に入る、記念御城印もあります。

 

真田領四城攻城記念御城印

六城バージョンに移行のため、令和3年3月31日で終了。 

 

 

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御城印は、入口の案内所にて。

中は小さな資料館にもなっています。

 

 

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受付で、六文銭ステッカーをいただきました。

 

 

 

 

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【名胡桃城址
所在地:群馬県利根郡みなかみ町下津3462-2
アクセス:JR「後閑駅」より車8分$
営業時間:9:00~16:00(案内所)
定休日:木曜日(案内所)
御城印:有
駐車場:有
(※2020年8月14日付けの情報です。)