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埼玉県の定番観光スポット
前回ご紹介した、慶福寺(埼玉県蓮田市)の『将軍桜』
徳川家にゆかりのあるこの桜は、川越市の喜多院から譲り受けたものでした。
今回はその喜多院を含む、川越の寺社めぐりをした時のお話を書こうと思います。
写真や情報は2014年12月、約6年前のものになります。
当時はブログ記事にすることを想定していなかったので、
写真等不十分なところがありますが、ご了承ください。
それにしても、ギュウギュウ詰めなコースですね。
当時の私は「行けるだけ行ってやろう」と言った考えだったのでしょうか?
川越なんていつでも行けるのに・・・
ブログ記事に起こすのも長丁場になりそうです。
江戸時代に川越藩の城下町として栄えた川越市は「小江戸」と呼ばれ、
現在も蔵造りの商家が並ぶ古い町並みが印象的です。
川越城の名残や神社仏閣も多く点在しており、
埼玉県の観光スポットでも常に上位にランクインしています。
何年か前に、スペイン人の友人を案内したことがありました。
スペインは石造りの建物が多いので、木造の家がとても珍しく見えるそうです。
「サムライ ハ ドコ?」なんて言っていました。笑
東京の都会的な雰囲気とのギャップにも驚いていましたね。
それでは、JR川越駅よりぶら旅スタート。
駅に着いてまず、バス停に向いました。
川越の観光専用巡回バスがあるので、その1日乗車券を購入。
私は基本歩くことが多いので、
この旅でどれくらいバスを利用するかわかりませんでしたが、
300円だったので念のため持っておくことにしました。
複数の名所をめぐるとなると、けっこうな距離がありますからね。
バスでめぐる場合は、1日乗車券が便利かもしれません。
川越八幡神社
■ 鳥居
最初に訪れたのは、川越八幡宮。
川越駅から徒歩5分程の位置に鎮座します。
縁結びのご利益があるとのことで、パワースポットとして人気のある神社です。
■ 拝殿
応神天皇(おうじんてんのう)
【御由緒】
当社・川越八幡宮は、第68代・後一条天皇の時代の長元3年(1030年)に甲斐守源頼信によって創祀されたと伝えられています。
長元元年(1028年)、下総国(千葉)の城主前上総介平忠常は朝廷に謀反を企て、安房、上総、下総の3ヵ国を従わせ、大軍を起こして武蔵国に攻め入りました。この乱は長元の乱と言われ、3年に渡り鎮圧できませんでした。有力武士だった冷泉院判官代甲斐守源頼信が長元3年に平忠常追討の倫旨を賜りました。
源頼信は当地で必勝祈願を行い、敵陣に斬り込んだところ、忠常の軍勢はたちまち乱れました。そして三日三夜の間、追討してついに乱を平定しました。頼信は神様の御神威に深く感謝して、すぐに当地に八幡神社を創祀しました。
これが当社の創建です。
(出典:公式サイト)
市内に鎮座する神社の中で唯一、「川越」の地名を有する神社だそうです。
川越で最も有名かと思われる川越氷川神社がありますが、正式名称は氷川神社。
本社と区別するために地名を付けて呼ばれています。
■ 縁結びの木
御祭神へのご挨拶を済ませ、境内を回ります。
先ほど、縁結びで有名と紹介したので『縁結びの木』から見てみましょう。
こちらが「縁結びの木」と呼ばれる、イチョウです。
2本の木が寄り添っているのがおわかりいただけるでしょうか?
注連縄でかたく結ばれています。
手前には男女が寄り添う像もありますね。
とても仲睦まじ気で、微笑ましいです。
そんな恋する女子たちが集まる縁結びの木ですが、
その全貌は縁結びのご利益だけでは留まらない、とても力強いお姿をしています。
平成・明仁天皇がお生まれになった御年(昭和8年12月23日生)川越八幡宮の崇敬者によって、男イチョウと女イチョウ2本を植樹したが、いつしかその2本の木は寄り添い、1本に結ばれてしまったことに由来する。
固く結ばれた2本の御神木に触れ、御守りを身につけ、2度柏手を打つと夫婦円満・良縁に巡り逢うと伝えられている。
(出典:境内案内板)
この大きさに圧倒!!
イチョウの右隣、鳥居の奥が拝殿です。
黄色く紅葉した葉も美しく、訪れた時期も本当によかったですね。
大きな木には、気持ちを高揚させてくれるパワーを感じます。
このイチョウは縁結びだけでなく、
なんとなく気分が晴れない・・・そんな時にも手助けしてくれるかもしれません。
■ 民部稲荷神社
八王子のある寺に体の大きな小坊主がいた。その小坊主は夜な夜な出かけては傷だらけになって帰ってくる。それを不思議に思った和尚が理由を尋ねると、西の民部さまのお屋敷に招かれご馳走になっている、傷のことは恥ずかしくて言えないと話した。西の方は山ばかりで家などないはず・・・和尚は益々不思議に思い民部さまを寺へ招くことにした。
和尚は小坊主が世話になったお礼にと、民部さまを酒やご馳走でもてなした。そのうち力自慢の話になり、民部さまと小坊主が相撲を取ることに。小坊主は力自慢の大男だったが、民部さまになかなか勝つことができなかった。
朝になると民部さまは屋敷へ帰っていった。和尚と小坊主が相撲を取った場所を見てみると、そこには狐の毛が散っていた。民部さまは狐だったのだ。狐に化かされていたことを知った小坊主は、毎晩民部さまと相撲を取っていたが勝つことができないことを恥じ隠していたと明かした。
正体がバレてしまった狐は、相撲相手が狐だけでは物足らず、人に化けて小坊主に相撲を挑んでいたことを告白。楽しい時間を過ごしたお礼にと、打ち身・挫きを治す術を伝え、川越に逃げていった。
(参考:まんが日本昔ばなしデータベース)
川越八幡宮は縁結び以外に『足腰の神様』も有名です。
境内社の民部(みんべ)稲荷神社。
相撲好きな狐の民話があり、そのお話から足腰の神様と言われています。
相撲稲荷とも呼ばれ『まんが日本昔ばなし』でも紹介されました。
この民話にちなみ、マラソン選手をはじめとする各アスリートの参拝も多く、
境内ではこども相撲大会も行われているそうです。
民部稲荷神社は、丸広百貨店川越店本館屋上にも祀られています。
■ ぐち聞きさま
良縁と健康を願ったら、〆に心のデトックス。
ぐち聞きさまに日ごろの愚痴を聞いていただきます。
ぐち聞きさまのお姿は、1度に10人の訴えを聞き分けたと言われる、聖徳太子。
耳に手をあて、親身になって聞いてくださいます。
日ごろの悩みや心のモヤモヤ・・・
ぐち聞きさまに話せば、何かしらの形でメッセージを伝えてくださるかも?
* * *
当時もあったのか記憶にないのですが、、、
他にも目に効くと言われている神様もお祀りされているようです。
心身ともに健康になれる神社ですね。
御朱印
最後に御朱印をいただきました。
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