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鬼鎮神社(埼玉県比企郡嵐山町) ~節分!鬼に会いに行く旅 1/3~

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【2020/02/01 ぶら旅コース】
鬼鎮神社ラーメン五月菅谷館跡/埼玉県立嵐山史跡の博物館

節分といえば、、、

節分をもうすぐ控えた2月のはじめ。

埼玉県に鬼を祀る珍しい神社があるとのことで、行ってみることにしました。

鬼を祀る神社は、全国でも4社しかないそうです。

 

悪者のイメージが強い鬼ですが、、、

今回はその鬼たちから、たくさんの縁起物をいただいてしまい、

とてもラッキーな旅となりました。

「鬼は外!福は内!」だなんて。

もう、鬼を追い出すような失礼なことはできません!!

 

 

鬼鎮神社

鳥居

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比企郡嵐山町に鎮座する、鬼鎮(きじん)神社。

全国で4社、埼玉県では唯一の鬼を祀る神社です。

 

 

 拝殿

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【御祭神】
衝立船戸神(つきたつふなどのかみ)
八街比古命(やちまたひこのみこと)
八街比売命(やちまたひめのみこと)

【御由緒】
 埼玉県比企郡嵐山町に、畑山重忠公が御造営された菅谷館(菅谷城)があった。等神社は、その鬼門除けの守護神として、鎌倉街道に沿って建立され、節分際、勝負の神で有名である。
 約800年前、安徳天皇の御代、寿永元年に創建され、御祭神は、衝立船戸神、八街比古命、八街比売命で、主神の衝立船戸神は、伊邪那岐命が黄泉の国を訪れた時、杖より生まれた神である。それが幅広く解釈されて、悪魔払いの神、家内安全商売繁昌の神、受験の神と、人生の指針を示し、強い力を授ける神として崇められている。
 節分際は、鬼鎮神社において1番大きなお祭りで、この日は何千何万の人々が「福は内、鬼は内、悪魔外」と連呼する、日本でここだけの鬼の祭りであり、境内は大変な賑わいを見せる。
 遠く千年の昔から、勇名を馳せた坂東武者、明治以降の出征兵士の崇敬篤く、戦後は、受験必勝の神様として参拝者は後を絶たず、社頭を賑わしている。
 このようなことから「鬼に金棒」と昔から云われている金棒のお守り、祈願成就の赤鬼青鬼の絵馬を授与される方が非常に多い。
(出典:境内案内板)

主祭神は、魔よけ・厄除けの神。

菅谷城の鬼門除けのために建立されたそうです。

鬼を祀ることで、鬼門を封じるという作戦でしょうか?

社名も『鬼を鎮める』と書きますね。

 

 

 

 鬼

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境内ではたくさんの鬼に出会うことができます。

拝殿の柱には大きな金棒が立てかけられていました。

この大きさから想像するに、持ち主はかなり大きな鬼でしょう。

 

 

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その位置から上を見上げると、、、出ました!!

鬼です。

赤鬼と青鬼。

恐ろしい鬼とは違い、このドヤ顔がたまらなくかわいいです。

もう、この時点で「鬼は外」なんて言えません。。。

 

 

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絵馬にも同じ鬼が描かれていました。

 

 

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さらに空を見上げると、屋根には鬼瓦。

 

 

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拝殿前には、たくさんの金棒が吊り下げられていました。

人間界でいう傘立てのようです。

こちらには、何人の鬼がいるのでしょう???

 

 

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境内には鬼が描かれた鏡もありました。

ピッカピカに磨かれています。

この鏡に写ることで、鬼と一緒にいる気分が味わえます。

 

 

 拝殿内

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御朱印をいただこうと、社務所を訪ねると、、、

「中で参拝しますか?」と宮司さん。

参拝客の少ない日は、こうして中を案内することがあるのだそうです。

お言葉に甘えて、拝殿内でも参拝させていただきました。

 

宮「写真もいっぱい撮っていきなさい。」

私「え!?写真撮ってもいいんですか?」

宮「いいですよ。うちは何撮ってもいいんだから。」

ということで、写真も撮らせていただきました。

 

 

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拝殿内には3つの本殿が並んでいました。

中央が主祭神、両脇にあとの二柱の神が祀られているのでしょう。

畳の部分に座ってお参りさせていただきました。

 

 

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中央のお社の下には、鬼の立像。

座るとちょうど目の前の位置におられます。

けっこうな至近距離なので、少し緊張してしまいました。

 

 

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両脇のお社の前にも鬼の像。

 

 

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宮司さんが拝殿内を案内してくださいました。

壁にはたくさんの絵馬。

 

馬が描かれた絵馬は、

競馬騎手の方がこちらのお守り(後ほど紹介)を身に着けてレースに出たところ、

多額の賞金を得たとのことで奉納されたそうです。

 

 

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大きな絵馬は、江戸時代のもの。

 

 

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ソバージュにドレットヘアの鬼もいました。

かっこいい☆

 

 

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本殿前に掲げてある扁額の文字は皇族の方が書かれた物で、

皇族の方に書いていただいたということで金箔を貼ったそうです。

 

 

 節分祭

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2日後(2/3)の節分祭に向けて、準備の様子も伺えました。

これは、豆まき用のマスですね。

 

 

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外には足場が組んであり、ここから豆やお菓子などを撒くそうです。

ここでの掛け声は、「福は内!鬼は内!悪魔外!」

 

 

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人が多い時は、神楽殿から撒くこともあるそうです。

 

この日は節分の日直前の休日。

参拝客が多いと見込んでいたのですが、ガランとした状態でした。

しかし節分の日に限っては、境内に入りきらないくらいの人が集まるそう。

「人が多すぎて、撒かれたお菓子なんてまともに取れないんだから。」

宮司さんがおっしゃっていました。

 

 

 思わぬいただきもの

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拝殿内を存分に拝観させていただき、そろそろお暇しようとしたところ・・・

「せっかく来てくれたから、持っていきなさい。」

と2つの袋をいただきました。

どうやら、節分祭で配るもののようです。

 

 

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家に帰って開けてみると、中にはお豆とお守りとおみくじが入っていました。

 

 

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2つ入っていたお守りは、両方とも交通安全でした。

そのうちひとつは、鬼の刺繍入り。

とってもかわいいです。

 

 

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一緒に入っていたおみくじも開いてみました。

 

 

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なんと大吉!!!

(というか、全部大吉かな?)

 

 

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おみくじの中にはタイガーアイの石も入っていました。

色によってそれぞれ別の祈願がされているようです。

私の石は何色でしょうか?

黒のような・・・でも透かすと青いような・・・。

両方見てみると、どちらにも『交通安全』の文字が。

 

交通安全のお守りを2ついただき、交通安全の石を引き当てる、、、

これから先、大きな事故が待っているのではないかと少し怖くなりました。

ですが、これも鬼からのメッセージかもしれません。

いつも以上に慎重に運転するよう心がけることにしました。

 

 

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これまた別でいただいた福豆は、節分の日においしくいただきました。

 

* * *

 

参拝時に案内していただいただけでも嬉しいことなのに、

こんなにたくさんの縁起物まで・・・本当にありがとうございました。

 

私「本当は節分の日に来たかったんですけど・・・」

宮「当日は人が多いから、今日来て正解でしたよ。」

私「ここまでしてくださって、今日は本当にラッキーでした。」

宮「そう!今日来てラッキー!!また来年も来なさいね。」

優しく楽しい宮司さんにもお会いできてよかったです。

 

 

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一般的に恐れられることの方が多い鬼。

鬼鎮神社で出会った鬼たちは、皆ユーモラスで親しみのある鬼ばかりでした。

 

境内の奉納品などを見ていると、地域の方や参拝客の方々が、

鬼をポジティブに受け入れている様子が感じられます。

微笑ましい鬼の姿を見ているうちに、

私もすっかり鬼のファンになってしまいました。

 

来年は、節分祭に参加してみたいです。

 

 

お守り&御朱印

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先ほど競馬騎手の方のお話がありましたが、

その方が身に着けていたお守りというのがこちらです。

『鬼に金棒お守り(700円)』

 

手のひらサイズの金棒です。

小さい割りにずっしりとした重みが感じられます。

勝負事にご利益があるとのことですが、

ご利益よりそのかわいさに思わず購入してしまいました。

 

 

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こちらは、金棒お守りのストラップバージョン。

このお守りは、節分祭の日から発売される新商品だそうです。

発売前ではありましたが、宮司さんのご好意でお譲りしていただきました。

 

 

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最後に、御朱印です。

御朱印は、神社では配布されていません。

 

 

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武蔵嵐山駅にある『嵐なび』という観光案内所にていただけます。

 

 

 

 

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【鬼鎮神社】
所在地:埼玉県比企郡嵐山町大字川島1898
アクセス:東武東上線武蔵嵐山駅」より徒歩15分
御朱印:有(武蔵嵐山駅
オリジナル御朱印帳:無
駐車場:境内に駐車スペース有
(※2020年2月1日付けの情報です。)