渥美清さんの生地
寅さん役の渥美清さんが生まれた場所です。
寅さん=柴又だけではありません。
小野照崎神社
■ 鳥居
小野照崎神社に来ました。
鳥居には既にお正月のお飾りがされています。
■ 狛犬
こちらの神社は少し変わっていて、狛犬が真正面を向いていました。
どういった理由か、ものすごい違和感です。
■ 拝殿
小野篁公(おのたかむら)
【御利益】
学問、仕事、芸能
【御由緒】
御祭神は百人一首にも撰された平安初期有数の歌人であり、漢詩は「日本の白楽天」と呼ばれ、その文才は天下無双、「その才は神に至る」と評される程の絵の大廈でもあり、法律に明るい当代きっての学者で、参議という国の要職も勤めた小野篁公(おのたかむら)です。
仁寿2年(852年)、篁公が御東下の際に住まわれた上野照崎の地に創建され、寛永寺の建立とともに現在のこの地に遷されました。
江戸後期には、学問の神様である菅原道真公も回向院より御配神として当社に遷され、境内にある末社を含めると、15柱もの神様がお祀りされています。
(出典:公式サイト)
こちらの神社では芸能のご利益があり、
たくさんの芸能人や芸術家たちが足を運ぶと言います。
もともと御祭神がマルチアーティストな方だったという言われもありますが、
さらにその評判に拍車をかけたのには、こんなエピソードがありました。
まだ売れない役者だった渥美清さん。
なんとか現状を変えようと、この神社にタバコ断ちを誓って願掛けをしたそうです。
すると参拝してまもなく「男はつらいよ」の主役に抜擢。
さらに映画は大ヒットの連続。
それ以降も、渥美さんは生涯タバコを吸うことはなかったそうです。
この映画の人気の陰には、神様のお力添えもあったのかもしれませんね。
■ 稲荷神社&織姫神社
境内を観て回ります。
まずは、稲荷神社と織姫神社。
2社が同じお社に祀られていました。
狛狐のしなやかに伸びる姿とつぶらな瞳がかわいいです。
■ 三峰神社
狛犬はもちろんオオカミです。
■ 浅間神社
門の奥は富士塚になっていました。
こちらには、狛猿がいました。
■ 強烈な努力
境内の隅に、なにやらインパクト強めの石碑を見つけました。
『強烈な努力』と書かれています。
この言葉の通り、何かを成し遂げるには努力は欠かせませんね。
渥美さんも願掛け以前に、相当な努力を重ねてきたことと思います。
そういう人に、神様は手助けしてくださるのかもしれません。
御朱印
最後に御朱印をいただきました。
いろいろなバージョンの御朱印があるようです。
私は「師走」バージョンをいただきました。
印判の上に雪をあしらった透けた紙が貼ってありました。
とてもきれいです。
最近は凝った御朱印が多いですね。
旅の終わりに・・・
交通費:0円
参拝費:810円
観光費:2300円
飲食代:S氏にご馳走になりました。ありがとうございます。
おみやげ代:1900円
合計:5010円
歩数:10837歩
寅さんゆかりの地をめぐり、最後の締めに『男はつらいよ お帰り 寅さん』を鑑賞。
公開50周年、そして第50作目の作品です。
渥美さんが亡くなられていることもあり満男が中心のお話になっていますが、
寅さんの回想シーンも多く、歴代のマドンナも続々と登場。
これまでのシリーズのダイジェスト版のような作りでもありました。
たまたまですが、新作の前に全シリーズを観ておいてよかったです。
回想シーンの前後も鮮明に思い出せましたからね。
それに、映画鑑賞前に柴又めぐりをしたのも大正解でした。
「あっ!この場所さっきまでいた!!!」なんて、妙な興奮を覚えました。
* * *
「男はつらいよ」を始めてみたのはいつの頃だったでしょうか。
それすら覚えていないほど小さかったと思います。
父が寅さん好きでよく観させられていたのですが、
当時は何がおもしろいのかまったくわかりませんでした。
映画のおもしろさ、寅さんの魅力がわかり出したのは本当に最近のことです。
自分もいい歳になり、いろいろ経験を重ねてきたこともあって、
寅さんの言葉にハッとさせられることもあったりします。
S氏の話によると、山田監督の中では最終回までの構想があったそうです。
最終的に寅さんが亡くなって終わるという内容だそうです。
残念ながらその最終回は観れなくなってしまいましたが、、、
それはそれでよかったのではないかと。
寅さんは死んでしまうより、いつまでも旅をしていると思っていたいです。
寅さんは日本人なら誰でも知っていると思っていましたが、
寅さんを知らない世代も出てきたとのことでビックリしました。
そんな世代の人々にも是非観てもらいたい作品ですね。
* * *
さて、これで2019年のぶら旅は終わりです。
今年もたくさんの場所へ出かけました。
来年も素晴らしい旅ができますように…☆
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