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慶福寺(埼玉県蓮田市) ~美女にまつわるトラウマ伝説をめぐる旅 4/4~

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【2018/05/05 ぶら旅コース】
寅子石子膾神社 カフェ&ギャラリー 温々慶福寺

慶福寺

 門

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さいたま市から再び蓮田市へ。

寅子伝説めぐり最後の地は、慶福寺です。

寅子を死に追いやってしまったことを後悔した若者が、

それぞれ出家したというお寺のひとつです。

そして『蓮田』という地名の発祥の地とも言われています。

 

 寅子伝説の内容はこちらから ↓ ↓ ↓

www.mi-cha34.com

 

寅子伝説に関係するお寺は3軒現存すると見ていますが、

各寺のHPを拝見したところ慶福寺のみが伝説について触れていました。

が、しかし。

慶福寺のHPも削除してしまったらしく、今現在は閲覧することができません。。

境内でも寅子にまつわる史跡や案内は見当たらないので、

寅子伝説を伝える場がひとつ減ってしまったように思えて寂しいです。

ご住職に伺えばお話を聞くことができるそうなので、

興味のある方はご住職を訪ねてみるのもいいかもしれません。

この日はご住職にお会いできなかったので、境内の様子のみのご紹介になります。

 

 

 本堂

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【御本尊】
阿弥陀如来(あみだにょらい)

【御由緒】
慶福寺の創建および開基についての記録は、残念ながら過去幾度かの火災によってほとんど失われてしまっています。
昭和9年に先代住職によって建てられた碑文を見ると「抑、當山ハ入間郡古谷村灌頂院ノ御創立ト見ユ・・・後凡八百年ハ未詳二付、慶安四年(1651年)弐月六日二入寂セル権大僧都慶蓮法印ヲ中興第一祖ト仰クヘシ」となっています。
「慈覚大師(円仁)」を開祖とする天台寺院は多く、これに従うならば平安初期の創建となりますが、資料不足のため断定はできません。
文政11年(1828年)に編集された「新編武蔵風土記稿」では先の「慶蓮大僧都」を開山としており、こちらは墓地も現存しています。ただし、平成6年の本堂新築工事の際、土中より「建武五年(1338年)二月」と記された板碑が発見されたことによって、当時にはすでに寺が存在していた可能性も否めなくなり、開山の歴史を探る新たな調査が待たれます。
(出典:慶福寺まにわ塔納骨堂HP

 

 

 しだれ桜(将軍桜)

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こちらのお寺には名物がありまして。

本堂の前に立つ、しだれ桜(将軍桜)が有名です。

エドヒガン』という種類だそうです。

この日は5月だったので、花はすっかり散り、青々とした葉が茂っていました。

 

 

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何本もの支柱で支えられた桜の木。

日光も遮るほどのこの枝に、花を咲かせたらどれだけきれいなことでしょうか。

私はまだ桜の時期に伺ったことがありません。

「来年こそは・・・」と思いながら何年もズルズルとしています・・・笑

何度目かの正直。

来年の春、満開となったこの将軍桜をブログで紹介できたらいいなと思います。

 

 

 滝と河童

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しだれ桜の近くには、小さな滝が流れています。

しだれ桜の木陰で聞く滝の音は、心がとても癒されます。

 

 

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さらにその向かいには、なにやら小さな像がズラリ。 

 

 

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近くに寄って見てみると、なんと河童でした。

ひょうきんなお顔がかわいいですね。

 

 

 まにわ塔

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平成14年建立の『まにわ塔納骨堂』。

永代供養墓です。

地上15mの塔は境外からも見えるので、

「なんじゃこりゃ!?」となる方も多いようです。

 

 

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塔の周りは池になっており、スイレンの花が咲いていました。

8月にはこの池で灯籠流しが行われています。

 

* * *

 

こちらのお寺では他にも、

フリーマーケットやコンサートなどさまざまなイベントが行われています。

ゲンジホタル観察会もあります。

まにわ塔の池(?)には蛍も住んでいるんですね。

 

このようにイベントなどを通して地域の人々や参拝客と親交を深める、

とてもアットホームで親しみやすいお寺です。

とか言いながら、私は何の行事も参加したことがありません・・・。

来年は、慶福寺の春夏秋冬を楽しんでみようかなと思います。

 

 

旅の終わりに・・・

千葉県市川市の『手児奈伝説』に続き、

埼玉県蓮田市の『寅子伝説』もご紹介してみました。

どちらも似たような内容ですが、寅子さんの方が若干インパクト強めでしたね。

 

子供の頃は寅子伝説の内容にただただショックを受けるばかりでしたが、

大人になって見返してみるとまた違った恐怖とおもしろさがありました。

地域独自の供養が現在も行われていること、地名として残っていること、

初めて知ることも多々ありました。

 

寅子親子のサイコパス的思考は未だ理解できませんが、、、

もしかしたら寅子親子を追い詰めるような、

伝説には書かれていない出来事があったのかもしれません。

寅子が残した遺書の内容や我が子を調理する親の心情を、

もっと詳細に検証・考察してみたくなりました。

なかなか興味深い旅だったと思います。

 

* * *

 

寅子伝説をめぐった時「伝説や伝承っておもしろいな~」と思い、

他の地域の伝説も調べてみました。

すると、蓮田市のお隣『伊奈町』で発見!!

そして寅子伝説めぐりから1年後、『伊奈町伝説』もめぐっています。

この旅でも、一部ゾッとするようなスポットがありました。

なかなかおもしろかったので、

伊奈町の伝説も近いうちにご紹介できたらいいなと思います。

 

 

 

 

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天台宗 中鷹山 蓮台院 慶福寺】
所在地:埼玉県蓮田市蓮田4-104
アクセス:JR「蓮田駅」より徒歩18分
御朱印:無
駐車場:有
公式サイト(まにわ塔納骨堂):https://bridge-sys.jp/keifukuji/
(※2018年5月5日付けの情報です。)