浅草寺(大黒天) → 浅草神社(恵比須)→ 矢先稲荷神社(福禄寿)→ 鷲神社(寿老人)→ 吉原神社(弁財天)→ 石浜神社(寿老神)→ 橋場不動尊(布袋尊)→ 今戸神社(福禄寿)→ 待乳山聖天(毘沙門天)→ 大黒家天麩羅 → 仲見世通り
ラスト!!!
今戸神社から徒歩5分。
こちらでは『毘沙門天』をお祀りしています。
ここを参拝すれば、ついに結願!!!
毘沙門天は古代インドのバイシュラバナのことです。常に仏の道場を守り、説法を良く聞いたといういわれから「多聞天」とも呼ばれています。身体には黄色の甲冑をつけ、左手に宝塔、右手には鉾または宝棒を持ち、憤怒の形相で邪気を踏みつけにしている姿が普通です。
左手の宝塔は福をもたらす徳、右手の鉾は邪を払い魔を降ろす徳を示すところから、財宝をもたらし心に勇気と決断を与えてくれるという物心ともどもの福徳を施す神です。
(出典:浅草七福神 公式サイト)
待乳山聖天
■ 日本三大聖天
そもそも、浅草名所七福神をめぐろうと思ったきっかけは、
ここ『待乳山聖天』でした。
以前、日本三大聖天に数えられる、妻沼聖天山(埼玉県熊谷市)に行った時、
「残りの2つはどこだろう?」と調べてみたところ、
「浅草なら近いじゃないかっ!」
さらに調べてみると、待乳山聖天は浅草七福神のひとつらしい・・・。
七福神めぐりにも挑戦してみたいと思っていたので、
「これはちょうどいい!」と思い、今回のぶら旅に至ったわけです。
■ 本堂
大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)
【御由緒】
当山は推古天皇の御世、地中から忽然湧き出た霊山で、その時、金龍が天より降って山を廻り守護したと伝えられています。
それより6年後の夏、この地方が大旱魃に見舞われたとき、十一面観世音菩薩が悲愍の眼を開き、大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)の姿となってこの山に降臨されて、苦しむ民を救いました。これが聖天様が当山に鎮座された起源であるといわれています。
(出典:待乳山聖天 公式サイト)
妻沼聖天山の豪華絢爛なお堂を先に見てしまったせいか、
「聖天様=派手」というイメージがあったのですが、、、
深みのある朱色と黒で塗られた、シックで上品なお堂でした。
毘沙門天は堂内で聖天様の守護にあたられているようですが、
お姿を拝観できるのは1月1日からの期間限定だそうです。
■ 聖天様と大根
私はお堂の外からお参りしていたのですが、
気がつくと大根を持った参拝客が次々と堂内に入っていきます。
気になりお寺の方に聞いてみると、大根をお供えする習慣があるとのこと。
大根には深い迷いの心、瞋(いかり)の毒を表し、
大根をお供えすることによって、聖天様が心の毒を清めてくださるそうです。
境内で、お供え用の大根が売られていました。
「誰でもお供えできるから、行っておいで。」と言われたので、
私もお供えしてみることに。
大根を持って、再び本堂に向います。
中に入ると、何十本あったでしょうか・・・供物台の上には大根の山!!!
その山が崩れないように、そっとお供えさせてもらいました。
少し変わった参拝体験でした。
(供えられた大根は翌日参拝客に配られるそうです。)
境内には二股大根のモチーフが散りばめれているので、
探しながら散策するのもおもしろいと思いますよ。
境内散策
■ 浮世絵展(信徒会館)
御朱印をいただいた際に、浮世絵展の案内をいただいたので、寄ってみました。
寺務所の横にある、信徒会館で開催されています。
(※10月6日までの開催のため、既に終了しています。)
館内には浮世絵に関する歴史などが書かれたパネルと、
大小様々な作品が展示されていました。
浮世絵の知識は皆無なのでいいコメントできませんが・・・
何色とも言い難い、複雑で鮮やかな色合いはとても美しく、
1枚1枚見入ってしまいました。
■ 庭園(地蔵堂)
寺務所の反対側には、庭園(地蔵堂)の入口があります。
地蔵堂。
石仏。
池。
庭園からはスカイツリーが見えました。
さすがスカイツリーのお膝元、どこからでも眺めることができますね。
■ 宝篋印塔
本堂をぐるりと回ります。
天明年間に建立された塔の中には、陀羅尼経15巻分が収められているそうです。
■ 道灌稲荷跡
本堂裏手には、太田道灌勧請の道灌稲荷。
■ 糸塚
道灌稲荷の右手奥には、糸塚。
針塚があるように、お裁縫の糸供養かと思っていたのですが、
糸塚を建立した11世杵屋六左衛門という方が長唄の宗家とのことなので、
三味線の弦を供養するための塚かと思われます。
■ 歓喜地蔵尊
入口周辺まで戻ります。
写真には納まり切れませんでしたが、右手にもまだまだ並んでいます。
■ 出世観音
学問、芸事にご利益のある観音様です。
御朱印
こちらが、その完成色紙になります。
お寺を出て時計を見ると、15時ちょっと前でした。
9時半からスタートして、約5時間半!!!
ここまで休憩もとらずに歩き続けていたので、疲れた・・・本当に疲れました。
でも、全部埋まった御朱印色紙を見ると、それ以上に達成感でいっぱいです!!
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