関東ぶらりん旅

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吉原神社&吉原弁財天本宮(東京都台東区) ~浅草名所七福神をめぐる旅 5/11~

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吉原神社

浅草名所七福神5ヵ所目は、吉原神社。

鷲神社から5分ほどでたどり着くことができます。

こちらでは、『弁財天』が祀られています。

【弁財天】
七福神の中でただ一人女性である弁財天は、古代インドのサラスパティという名の豊かな川の女神で、知恵、技芸、財物の福徳を有すると言われています。とくに悪声を川のせせらぎのような美声に変える神徳があると信じられ、別名を「妙音天」とも言われます。
(出典:浅草名所七福神 公式サイト

 

 

 鳥居

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吉原といえば『遊廓』で有名です。

吉原遊廓は江戸幕府公認の遊廓で、その歴史は昭和33年まで続いたそうです。

「昭和・・・?」

時代は令和となりましたが、昭和生まれの私にはつい最近の出来事。

昔々のお話だと思っていたので、これにはちょっと驚きでした。

 

 

 拝殿

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【御祭神】
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)※弁財天

【御利益】
開運、商売繁盛、技芸上達

【御由緒】
 元和3年(1617年)、徳川幕府の命によって、江戸市各地に散在していた遊女屋は日本橋葦町あたりに廓として統合されました。これが「江戸元吉原」です。
 その後、明暦3年(1655年)の大火のあと千束村に移転を命ぜられ、そこに新しく造られたのが「新吉原」ということになります。
 新吉原遊郭には古くから鎮座されていた玄徳(よしとく)稲荷社、それに廓内四隅の守護神である榎本稲荷社、明石稲荷社、開運稲荷社、九朗助稲荷社が祀られておりました。
 この五社が明治5年に合祀されることになり「吉原神社」として創建されました。吉原神社の歴史は新吉原遊郭のそれと折り重なり、廓の鎮守の神として古くから崇敬されてきました。
 五社のなかでも九朗助稲荷社の創建は古く、和同4年(711年)、白狐黒狐が天下るのを見た千葉九朗助という人の手で元吉原の地に勧請されたのがはじまりとされています。そして廓の千束村への移転にともなって浅草新吉原の地にふたたび勧請されました。
 廓内の神のなかでも伝説や逸話に富み、遊女、遊客とからみ、開運、縁結び、商売繁昌のご利益のある神として華やかな信仰を集め、その様は江戸の小噺集などにもしばしば登場しています。
(出典:浅草名所七福神 公式サイト

芸事・財運の神様なだけに、遊女からの信仰も篤かったようです。

 

 

 境内社

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神社の土地をお守りする神様を祀る『お穴様』

その神様は、この地中にいらっしゃるそうです。

 

 

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これは何の像でしょう・・・邪気?

案内がなかったので、

『腕を痛めた人』と『出前先を間違えたお蕎麦屋さん』

というタイトルをつけさせていただきました。

 

 

 逢初桜と狛犬

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神社の入口にある、逢初め桜。

案内板には

「200年前に吉原神社(旧吉徳稲荷神社と称す)の御神木として崇信されていたが、

明治44年の大火にて焼失し、忘れられて現在に至る。

今、うれしくも100年ぶりに吉原神社の御神木として復活することができました。」

とありました。

・・・これは、新しい木を植えたということですよね?

それとも、新芽が出てきたとか?

だとしたら、ものすごい生命力です。

 

「逢初め」には「恋焦がれている人に初めて会う」と言った意味があるそうです。

遊女には自由な恋愛はご法度だったと聞きます。

そんな遊女たちの恋愛に対する憧れを想像してしまいました。

 

 

吉原弁財天本宮(新吉原花園池(弁天池)跡)

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「30mほど行った先に奥宮があって、そこなら弁天様のお姿が見れますよ。」

社務所の方に教えていただき、行ってみることにしました。

 

 

 境内

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中は様々な植物と石仏が並び、庭園のような雰囲気。

彼岸花が美しく咲いていました。

 

 

 花吉原名残碑

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吉原の歴史を伝える石碑。

 

 

 吉原観音

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関東大震災で亡くなられた方の供養塔。

吉原の遊女を含め、池に逃れようとした多くの人が、溺死してしまったそうです。

岩の上から観音様が手を差し伸べているように見えました。

 

 

 吉原弁財天

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園内の奥に、吉原神社の奥宮が鎮座しています。

 

 

 拝殿

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インド仕様?

先ほどの吉原神社とは違い、とてもカラフルでビビッドな色合いの社殿です。

 

 

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大きな鈴の下に垂れる鈴緒には、小さな鈴がたくさんつけられており、

鳴らすと「シャンシャン」と軽やかな音が響き、心地よく感じました。

 

扉の格子の間から中をのぞくと、琵琶を持った弁天様がいらっしゃいました。

その像はとても小さく、ちょこんとかわいらしいお姿でした。

 

 

 池

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拝殿の前には池。

 

 

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黄金に輝く鯉が泳いでいました。

 

 

御朱印

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御朱印・お守り等は、すべて吉原神社でいただくことになります。

「弁天様は七福神の中でも紅一点女性の神様なので、

真ん中にお書きしてもいいですか?」

と、中央の位置に書いてくださいました。

この色紙が完成したら、逆ハーレム状態ですね。

 

通常の御朱印はいただいていないのですが、

前の方の御朱印を見せてもらったら(盗み見)、

お使いのヘビをアレンジした、とても素敵な御朱印でした。

 

こちらの神社、特に奥宮は、私にとってとても居心地のいい場所だったので、

確実に再訪すると思います。

なので、その時にまた御朱印をいただこうと思います。

 

* * *

 

どうでもいい話ですが、、、

吉原神社を出て、どこをどう歩いたのか。

いつの間にか、ギラギラとした店が立ち並び、

食べ物とは違ったいい香りが漂う、●●街に出てしまいました。

吉原には、今現在もこのようなお店があるんですね。

知らなかったです。

 

 

 

 

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【吉原神社】
所在地:東京都台東区千束3-20-2
アクセス:地下鉄「入谷駅」より徒歩15分、バス「吉原大門」「千束」下車徒歩5分
御朱印:有
御朱印帳:有
駐車場:無
(※2019年9月28日付けの情報です。)