三峯神社
お昼を食べて、いよいよ三峯神社を参拝です。
さっきまでの土砂降りが嘘のような晴天!
食堂で様子を見て大正解でした。
帰らなくてよかった~。
■ 鳥居
三峯神社の鳥居は、3つの鳥居が合体したような、少し変わった形をしています。
これは『三つ鳥居』と言って、全国でも7つしかない、珍しい鳥居なのだそうです。
形もさることながら、白地に金の装飾、狛犬の配置、中央に伸びる参道。
すべてにおいてカッコイイ!!
絵になります。
■ 狛狼
狛犬と書きましたが、『狛狼』です。
この神社の創建に山犬が深く関わっており、お使い神として祀られています。
秩父は狼信仰が盛んで、三峯神社意外にも狼を祀る神社がいくつかあるそうです。
私は行きそびれてしまったのですが、、、
この後ご紹介する「えんむすびの木」をさらに進むと、
お使い神を祀るお宮『お仮屋』があります。
行かれる際は、そちらもお参りしてみてください。
■ 日本武尊銅像
鳥居をくぐり、杉並木を進むと、、、
遠いところから手を振っているので、近づいてみました。
近寄ってみると、かなり大きな像。
像本体が5.2m、像が乗っている丘を含めると15mもの高さがあるそうです。
ものすごく高めのハイタッチ・・・。
■ 随身門
拝殿を目指して歩いていくと、赤くずっしりとした『随身門』が見えてきます。
昔は『仁王門』として、随身像ではなく仁王像が立っていたのだとか。
神仏分離の影響でしょうか?
明治初年に、仁王門は鴻巣市の勝願寺に移されたそうです。
「鴻巣の勝願寺・・・?行ったことあるかもしれない!」
ふと思い出し、写真を漁ってみたところ・・・ありました!!
上の写真が、勝願寺の仁王門です。
この仁王像が、三峯神社にあったもの・・・?
随身門の先には、灯籠の道。
もう少しで、拝殿です。
■ 手水舎
拝殿の手前まで来ました。
手水舎が驚くほど派手です!!
拝殿にも美しい彫刻が施されていて、まるで日光東照宮のようでした。
■ 拝殿
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉册尊(いざなみのみこと)
【御利益】
商売繁盛・心願成就・金運上昇など
【御由緒】
創祀は景行天皇411年(111)日本武尊によって祀られ、後に神佛混淆のお山となり別當観音院が設けられて山伏の修行場ともなりましたが明治維新で本来の神社に戻りました。
(出典:境内案内板)
極真空手の創始者、故・大山倍達氏も、三峯神社で山篭りをしたとのことで、
石碑が立てられていました。
「なんでこんなところに、大山先生の石碑があるんだよ~~~!!!?」
格闘技好きのS氏が興奮気味に言っていましたが、そういうことだったんですね。
* * *
さて、お参りも済んだということで、ここからは境内を散策します。
■ 龍
拝殿でお参りをしたら、そのまま左側へ。
そこには、不思議な石床があります。
なんと、桶の水で床を濡らすと、龍が浮かび上がってくると言うのです。
「平成24年、この下の敷石にその年の干支である『龍(辰)』が現れました」
と、案内板にはありました。
その龍が、こちらです。
確かに、赤い目をした龍に見えます。
しかも、笑顔ですね。
歴史のある神社にも関わらず、発見されたのは本当に最近。
ただ気づかなかったのか・・・辰年に突然現れたのか・・・不思議です。
■ 重忠杉
三峯神社と言ったら、この御神木ではないでしょうか。
樹齢800年の杉の木。
この木に触れると、良いエネルギーがいただけることで有名です。
たくさんの人が触ってきたのでしょう。
木の皮がワックスをかけたように、ツルッツルになっていました。
(それはそれで触り心地がよかったです)
私も御神木に触れ、最近スッカラカンになっていた『やる気・元気・勇気』を
補充させていただきました。
■ 氣守り
御神木の欠片が入っている『氣守り』が人気で、
毎月1日限定で頒布されていた白い氣守りには、何時間もの行列ができていたとか。
残念ながら、現在白いお守りは頒布休止をしているようですが、
通常の氣守りでも効力は変わらないのでは?と思います。
■ コーヒーハウス 小教院
散策の途中で、コーヒーブレイクです。
境内には『コーヒーハウス 小教院』というカフェがありました。
入口で靴を脱いで入店。
店内は広い畳の間になっていて、そこにテーブルとイスが置かれていました。
古民家カフェとは、ちょっと違うような・・・。
「お寺みたいな雰囲気だな・・」と思っていたら、やはりその名残があるようで。
造立当初は、観音様を安置するお堂だったそうです。
そして時代と共に、宗派・呼び名・役目を変え、現在に至っているとのことです。
S氏にアイスコーヒーをご馳走になりました。
お菓子は、お店からのサービスです。
サクサクとしたチョコレートのお菓子でした。
おいしかったです。
境内にはカフェのみならず、宿泊施設もありました。
日帰り温泉も楽しめるようです。
心身ともに癒される神社ですね。
■ えんむすびの木
散策、再開。
拝殿から5分程度歩いた場所にある『えんむすびの木』
用意されている紙に、好きな人の名前や願い事を書くと、叶えてくれるそうです。
「ところで、えんむすびの木とは、一体どこにあるんだい?」
看板の矢印通り頭上を見ても、屋根しかありません。。
えんむすびの木は、お社の裏の山の上に立っていました。
モミの木とヒノキがピッタリと寄り添っていることから、
「えんむすびの木」と呼ばれているのだそうです。
* * *
序盤に書いた『お仮屋』は、さらに進んだ場所にあります。
私たちはここで折り返してしまい、駐車場へ向ってしまいました。。。
■ 境内社
拝殿から駐車場への方向には、境内社が並びます。
赤いお社に挟まれるように鎮座していたのは、伊勢神宮。
他の神社と比べて、お社も大きく周りには囲いがされていました。
■ 神楽殿
随身門・手水舎・拝殿・境内社・・・どれも鮮やかな装飾でしたが、
『神楽殿』だけは全く様子が違いました。
明治41年に奉納されたとのことですが、ちょっと素朴すぎやしませんか???
修繕されているんでしょうが、あまりにも差がありすぎますよね。
周りが派手な造りなだけに余計古さが際立って、ものすごく印象的でした。
■ 遥拝伝
出口が近づいてきた頃、上に続く階段がありました。
展望台的なものかと思い、上ってみることに。
上った先は、奥宮の遥拝殿でした。
奥宮は、三峯三山のひとつ『妙法ヶ岳』の山上に鎮座しています。
鳥居付近に登山口があるのですが、片道1時間かかるとのことで断念。
次に訪れる時には、奥宮も参拝してみたいです。
遥拝殿からの眺め。
神社に着いた時は土砂降りだったので、
まさかこんなにいい景色が見られるとは思いませんでした。
神社を出る頃にはまたポツポツと降り始めたので、
「神様が参拝中だけ晴れにしてくれたのしら?」
と思ってしまうくらいグッドタイミングでした。
■ 狛狼コレクション
最後に、境内で撮影した狛狼たちをまとめてみました。
私のお気に入りは、左下の狛狼です。
このドヤ顔がたまりません。笑
狛狼たちを探しながら歩くのもおもしろいと思います。
こんなところからも、顔を出してますよ。
御朱印
窓口に、折り紙で折られた栞が置いてありました。
私はピンクの花柄のものをいただきました。
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