坂東三十三観音
四国八十八霊場をはじめ、日本全国いたるところにある『霊場めぐり』
『坂東三十三観音』は、関東一円に点在する33箇所の観音様をめぐります。
『西国三十三箇所』『坂東三十三箇所』『秩父三十四箇所』を合わせて、
『日本百観音』と呼ばれているそうです。
「お寺行こうよ!」
と父からお誘いがありました。
聞くと、坂東三十三観音めぐりを始めたとのこと。
特に予定もなかったので、同行することにしました。
我が家では、私のみならず、両親も御朱印を収集しています。
なので、たまに家族で寺社めぐりをしています。
大人になってから、家族で出かける機会がめっきり減っていたのですが、、、
寺社めぐりをきっかけに、また家族の時間が増えてきました。
御朱印がいいコミュニケーションツールになっています。
安楽寺
他に、関東八十八観音第75番札所・東国花の寺百ヶ寺埼玉5番でもあります。
どんな願いでも叶えてくださる、パワースポットとしても有名なお寺だそうです。
■ 仁王門
階段を上がると、仁王門。
左右には、秘迹金剛力士が立っています。
■ 境内
松などの木々に囲まれた境内。
この日はとても暑かったので、スーッと通る風が気持ちよかったです。
■ 本堂
聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)
【御由緒】
今から約1200年前、聖武天皇の勅命を受けた行基菩薩がこの地を霊地とし、観世音菩薩の像を彫って岩崖に納めたことにその創始を見ることができる。延歴の代、奥洲征伐のとき、この地に立ち寄った坂上田村麻呂によって領内の総鎮守となり、その後、源平の合戦で名高い源範頼(みなもとののりより)が吉見庄を領するに及び、本堂・三重塔を建立した。
(出典:吉見町役場HP)
■ 三重塔
お堂の横には、三重塔が立っています。
仁王門・本堂・三重塔は、約350~380年前の江戸時代に再建されたもので、
創建時の建物は、北条氏との戦いの際に消失してしまったそうです。
現在の塔は、総高24.3m。
真下から見上げると、とても迫力があります。
ですが、もともとの塔は48mもあったんだとか・・・倍!!
本堂も45m四面あったとのことで、現在よりもかなり大きなお寺だったようです。
■ 鐘撞堂&八起地蔵尊
本堂の裏手には、鐘撞堂。
そして、八起地蔵尊があります。
このお地蔵様は、昭和60年に建立されたもので、
本堂や三重塔に比べると、かなり新しいものになります。
「七難を克服し七福を授かって
幸福な人生、明るい家庭、平和な住みよい社会が実現されることを
念願いたします」
とありました。
御朱印
御朱印は、本堂の横。
鐘撞堂へ続く道の手前にある寺務所でいただけます。
私は普通の御朱印帳にいただきましたが、
坂東めぐりを始められる方は、そちらの御朱印帳を購入するといいかもしれません。
参拝上の注意点(夏~秋)
蜂に注意です!!!
本堂・三重塔・灯籠の中にまで、いくつもの蜂の巣を発見しました。
特に夏~秋は、蜂の被害のピークだそうです。
蜂の巣を見つけても刺激せず、
木々も生い茂っているので、できるだけ触れないようお気をつけください。
所在地:埼玉県比企郡吉見町御所374
アクセス:東武東上線「東松山駅」よりタクシー10分
御朱印:有
オリジナル御朱印帳:無(坂東専用の御朱印帳についてはご確認ください)
駐車場:有(100台)
公式サイト:http://yoshimikannon.jp/
(※2019年8月2日現在の情報です。)
2019/08/02