足利銘仙
銘仙とは、大正から昭和にかけて女性の普段着やお洒落着として普及した、
平織りの絹織物です。
関東の産品なのでしょうか?
足利・伊勢崎・秩父・八王子・桐生が、銘仙5大産地と言われています。
各地それぞれ特徴があり、足利銘仙は鮮やかで斬新なデザインが特徴なのだそうです。
せっかく『織物の町』に来たのだから、足利銘仙の着物を見てみたいと思いませんか?
個人的に「着物」というと、堅苦しさや渋い柄を想像してしまうのですが・・・
足利銘仙は、カラフルでポップで古臭さを感じさせません。
ファッション好きな女子は、心を鷲掴みにされてしまいますよ。
足利織物伝承館
足利銘仙の歴史が学べる『足利織物伝承館』
去年たまたま見つけて入ってみたのですが、あまりのかわいさに今年も再訪。
今後も足利に行くたびに寄ってしまうと思います。
それくらい、お気に入りの場所です。
そんな足利織物伝承館は、足利織物会館の2階にあります。
飲食店が並ぶ1階。
「入っていいのかしら?」と不安になるくらいガランとしています。
スタンリー・キューブリックの映画を観ているようですね。
階段で2階にあがると、更にガラン感が増します。
2階は事務所系の会社が多く、どこもお休みのようでした。
シーンとしてちょっと怖いのですが、この廊下を進みます。
静まり返る廊下を進んだ突き当たり。
このモダンな扉が、足利織物伝承館の入口になります。
去年は入口に着物がディスプレイされていて、
私はこのコーディネートにぞっこんとなってしまいました。
色の組み合わせ、柄の組み合わせ、、、かわいすぎます!!!
館内は撮影NGなのでお見せすることができませんが、
このような着物や帯が多数展示されており、
足利銘仙についてビデオやパネルで学ぶことができます。
去年と違う着物が展示されていたので、一定の期間で展示替えしているのでしょう。
なおさら通いたくなってしまいますね。
ハンドメイドのショップもあり、和装小物などが販売されています。
「足利銘仙は現在生産されていないので貴重ですよ!」
とお店の方がおっしゃっていました。
・・・実は、去年も買ってます。
今回は、職場のお友達へのおみやげ用に。
浴衣を着る時にでも・・・と渡したところ、
「ちょうど浴衣が紫なんだ♪」と喜んでくれました。
髪だけでなく、バッグなどにつけてもかわいいかもしれません。
銘仙コサージュ作り体験・ステンシル体験・各種染め物体験など、
ワークショップも行われているそうです。
機会があったら、是非参加してみたいですね。
足利まちなか遊学館
足利織物伝承館と同じ通り沿いにある『足利まちなか遊学館』も見学。
着物をレンタルすることができ、それを着て足利の町を散歩することができます。
こちらでも、足利銘仙の着物が展示されていました。(撮影OK)
格子柄の着物には何の絵が描かれているのでしょう?
落ち着いた色合いの中に、どこかパンクな雰囲気を感じます。
それに、この帯と洋風チックな帯留め。
着付けした方のセンスなのでしょうが、私だったらこの着物にこの帯は選べない。
か わ い い です!!!
ファッションについてあまり語れませんが、
足利銘仙は現在の『原宿系ファッション』に通ずるものがあるように思いました。
休憩コーナーには、大きな織り機が展示されていました。
これは、何人で動かすのでしょう???
こちらは、組み紐を編む機械だそうです。
このような組み紐やレースが編めるんですね。
スタッフの方にお願いすると、実際に織り機を動かして見せてくれるそうです。
こうして素敵な着物を見ているうちに、私も着てみたくなってきました。
今回は1人だったのでさすがに勇気がありませんでしたが、、
次回は(まだ見ぬ)旦那様と着物でデートしてみたいものですね。
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所在地:栃木県足利市通3-2589 足利織物会館2階
アクセス:東武「足利市駅」・JR「足利駅」より徒歩10分
入館料:無料
営業時間:10:00~16:00
休館日:年末年始(12/29~1/3)、夏季休み(8/13~16)、臨時休館日有
駐車場:有(足利織物会館駐車場 有料)
公式サイト:https://orimono-densyokan.com/
【足利まちなか遊学館】
所在地:栃木県足利市通1-2673
アクセス:東武「足利市」駅より徒歩10分、JR「足利」駅より徒歩5分
入館料:無料
営業時間:9:00~17:00
休館日:毎月第3月曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)
駐車場:有
紹介サイト:http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/site/ashikaga-kankou/yugakukan.html(足利市公式HP)
(※2019年7月7日現在の情報です。)
2019/07/07