天気のお勉強
高円寺からJRや地下鉄を乗り継ぎ『竹橋』へ移動。
地下鉄の階段を上ると、そこは皇居でした。
何人もの皇居ランナーとすれ違いながら訪れたのは『気象庁』
その中にある『気象科学館』で天気のお勉強です。
気象科学館
入口で入館証をもらい、ゲートを通ります。
薄暗い廊下にある小さな一室に、気象科学館はありました。
館内の前半部分では、気象の観測方法についての展示がされていました。
雨量・積雪量・風速などの計測器をはじめ、
気象衛星やレーダーについて説明されたパネルが並んでいます。
計測器は実際に触れることができ、理科の実験感覚。
土日祝日は数名の気象予報士さんがガイドとしていらっしゃるので、
説明を聞きながらさらに詳しく学ぶことができます。
中盤は、天気予報や地震速報が流れるまでの仕組みについて。
警報が出た時の対処法などを、映像やクイズ形式で学べます。
私も地震のクイズにチャレンジしてみたのですが、、、
「ざんね~ん!!!」
と声高らかに言われてしまい、防災意識の低さが明るみに・・・。
受け手がこれでは、いくら警報を発信しても意味がないですね。
ちょっと・・いや、かなり反省です。。。
中でもおもしろかったのが『ひょっとして大雨キューブ』
今の時期に多い、ゲリラ豪雨の前兆とその恐怖が体感できます。
小さな部屋の中に入ると、ショートムービースタート。
晴天だった空がだんだんと暗やみ、やがて雷雨を引き起こすといった内容です。
ぼーっと映像を見ていると、突然風がビュッと吹き付けてきてビックリ!
この風がゲリラ豪雨の前兆なのだそうです。
豪雨のシーンになると、足元には大量の水が流れ始めました。
そして、そこに映し出されていたマンホールの蓋がガタガタと動き出し・・・。
足元の水やマンホールは映像なので、実際に水に濡れることはありません。
ですが、バーチャルとは知りながらも思わず足を高く上げてしまう、、
それくらいリアルなものでした。
怖かった・・・。
後半は、大掛かりな装置を使い、地震や津波の仕組みを学びます。
こちらの写真は、震度計。
台の上に乗り、左右に体を揺らします。
すると、その揺れの震度が計測されるという装置です。
結構がんばって揺らして、震度6弱という記録がでました。
こちらは、人工的に津波を起こす装置。
水槽の置くには家の模型とカメラが設置されており、
波が押し寄せてくる様子を映像で確認することができます。
夏休みの宿題にいかが?
気象予報士の資格試験は、かなりの難関であると聞きます。
例年の合格率も、たったの5%前後なのだそう。
なので、気象科学館でも小難しい展示ばかりだと想像していました。
しかし、実際行ってみると結構楽しい♪
説明文でぎゅうぎゅうのパネルは殆どありません。
計測器に触れ、クイズや映像でわかりやすく学び、実験装置で疑似体験ができる。
遊び感覚で気象を学ぶことができました。
これだけの設備が整って、入場無料。
大人だけではなく子供でも十分楽しめるので、夏休みの自由研究にオススメです!!
気象庁は、庁舎の移転を予定しており、気象科学館も令和2年4月に港区虎ノ門で新しくオープンします。
現在の大手町の気象科学館は、虎ノ門への移転工事のため、令和元年9月24日(火)より休館します。
★ブログランキングに参加しています★
所在地:東京都千代田区大手町1-3-4 気象庁1階
アクセス:東京メトロ「竹橋駅」より徒歩1分、都営地下鉄「大手町駅」より徒歩5分、JR「東京駅」より徒歩20分
(※移転に伴い令和元年9月24日で休館、令和2年4月より港区虎ノ門にて新オープン予定)
入場料:無料
開館時間:10:00~16:00
休館日:年末年始
駐車場:無
公式サイト:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/kagakukan.html
(※2019年6月1日現在の情報です。)
2019/06/01